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眠りたい
ぼくらが帰るべき大地どこかにある
ぼくらが行くべき天地もどこかにある
あると言われ遠くをみた
あると信じてまぶたを閉じ
あると決めて目を見開いた
ぼくらは眠れる安地をさがしている
ぼくらがいる場所には朝な夕な開く花がある
夜露に濡れて香をまき散らす
蕾はのぞむ
花とひらけば舞い散り舞う
君がいれば
満ちる泉がしぶきをあげて
心地良い天の恵みを派手に奏でてよ
ぼくらは風だろうか
ぼくらは雨だろうか
吹くと知って受けている
降ると知って打たれてる
芽吹くと知って待っている
ぼくらに吹く風いじわるで
ぼくらを打つ雨せつなくて
眠けまなこが涙でひらく
こころはだんだん閉じていく
花がきれいに芽吹こうと
茂った葉っぱが青くとも
その実がどんなに旨かろと
まずは安地を見つけたい
まずはまずは生き延びて
あすまでぐっすり眠りたい
読みに来てくれてありがとうございます。




