第81回「魔王予報のお時間です」
※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。
ナイトが撮影する映像が世界へと繋がる。
レインは、いつものように笑顔でカメラに手を振った。
「皆さん、おはようございます!」
アイリスも笑顔で続ける。
「今日もよろしくお願いします」
レインは一度、カメラへ向かって頷いた。
そして、いつもの決め台詞。
「それでは今日も――魔王予報のお時間です!」
配信が始まると、世界中から視聴者が集まってくる。
コメントが次々と流れていく。
レインは目を閉じた。
そして――。
魔王予報の力へ、意識を集中させる。
しばらくして、ゆっくりと目を開いた。
「……現れそうです!」
アイリスが尋ねる。
「どの辺ですか?」
レインは、地図を確認する。
「この地域ですね。3日後の朝方でしょうか」
ナイトは女神のカメラを地図へ向けた。
画面に、予測された地域が映し出される。
「なるほど!」
アイリスが頷く。
レインは、いつものように予報を告げる。
「午前中は、魔王が暴れるでしょう」
「それにしても、急ですね!」
アイリスが驚く。
レインは苦笑した。
「最近多いですね、困ったもんです」
アイリスは、カメラへ向かって呼びかける。
「近くにお住まいの方は、十分ご注意ください」
すると、レインが元気よく手を上げた。
「この地域はあたしたちが対処しようと思います!」
アイリスが頷く。
「なるほど! では、今回の魔王は?」
レインは、にっこりと笑った。
「はいっ! 午後には討伐され、絶好のスローライフ日和になるでしょう!」
アイリスも笑顔になる。
「平和な午後をお届けできそうですね」
レインもカメラへ手を振った。
「皆さんも、安全第一でお過ごしください!」
そして二人は、声を揃えた。
「それでは、行ってきます!」
配信終了――。
三人はすぐに荷物をまとめ始めた。
魔王の予報を――。
人々の安心へと変えるために。
今日もまたレインたちは、魔王の待つ現場へ向かうのだった。
読んでくれてありがとうございます!
この作品は不定期で投稿してます。
※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。




