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魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

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第140話「絶対に来るよ」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

稲刈りの翌日――。

コメライス村の田んぼには、短く刈られた稲の切り株が並んでいた。


黄金色だった田んぼは、すっかり秋の景色になっている。その端には稲架が並び、刈り取った稲が掛けられていた。


レインは田んぼを見つめる。

「……終わったね」


アイリスが頷く。

「ええ。無事に終わったわね」


レインは少し寂しそうに笑った。

「なんだか、ちょっと寂しいな」


すると、ヒナタが稲架を指差す。

「でも、お米になったよ!」

「……そうだね」

レインも笑った。


コシヒコが稲架を見る。

「まぁ、まだ仕事は残ってるがな」

「え?」

「稲を乾かして、脱穀して、籾摺りをして……最後に精米だ」


レインは目を丸くする。

「お米になるまで、まだまだ大変なんだね」

「農家ってのは、そういうもんだ」

「そっかぁ」

レインは稲架に掛けられた稲を見つめた。


少し離れた場所では、コシオとヒカリも作業を続けている。ヒカリが稲架を見ながら微笑んだ。

「今年は本当に豊作ですね」

「ああ。たくさんの人に食べてもらえそうだ」


その言葉に、レインも嬉しそうに笑った。

「また来年も来ようかな」


コシヒコが笑う――。

「じゃあ、来年も田植えから頼むぞ」

「また絶対に来てね!」

ヒナタが元気よく声をかける。


「うん! 絶対に来るよっ!」


レインたちは、コメライス村を後にした。


◇


馬車が少しずつ村から離れていく。窓から田んぼを眺めていたレインが、ぽつりと呟いた。

「お米、おいしかったなぁ……」


ナイトが呆れたように返す。

「最後までそれかよ」


「ふふっ」

アイリスが笑う。


秋の風が吹き抜ける――。

稲架に掛けられた稲が静かに揺れていた。


今年の収穫は終わった。

そして――、また来年、ここに来る。


コメライス村の秋は穏やかに過ぎていった。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

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