第139回「ご馳走を囲んで」
※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。
コメライス村、村長の家――。
稲刈りを終えた日の夕方。
食卓には、コマチが作った料理が並んでいた。
焼き魚。香ばしく焼いた肉。採れた野菜たっぷりのスープ。そして、炊きたての新米。
「お待たせしました!」
コマチが料理を並べると、レインの目が輝いた。
「すごーい! ご馳走だ!」
ヒナタも嬉しそうに笑う。
「稲刈りの日は、ご馳走なんだよ」
「そうなんだ!」
レインは食卓を見渡した。
みんなで席につく――。
レインは、炊きたての新米を見つめた。
「配信ではお米だけだったけどさ」
アイリスが頷く。
「新米の味を紹介するためだからね」
レインは笑顔で頷いた。
「でも、今度はおかずと一緒に食べてみよう!」
焼き魚を箸で取る。
ぱくっ。
そして、新米を一口。
「んーー!」
レインの顔が一気に明るくなった。
「ごはんに合う!」
コマチが嬉しそうに笑う。
「でしょう?」
ナイトも焼き魚と新米を一緒に食べる。
「……確かに。これはうまい」
アイリスも頷いた。
「お米だけで食べるのとは、また違う美味しさね」
レインは今度は肉料理に箸を伸ばす。
「これも、ごはんに合いそう!」
ぱくっ。
そして、新米を一口。
「うまーい!」
食卓に笑い声が広がった。
ヒナタも嬉しそうにご飯を頬張る。
「全部おいしい!」
「うんっ! ヒナタちゃん正解っ!」
レインも笑う。
そんなレインたちの楽しそうな様子を、ナイトはじっと見ていた。そして――。
「……これ、配信するか」
ナイトが女神のカメラを手に取る。
「え?」
レインが顔を上げる。
カメラが回り始めた。
『コメライス村、稲刈り後の晩ご飯!』
魔法通信がつながり、食卓の様子が世界へ届けられる。
『おお! またコメライス村だ!』
『今度は晩ご飯か!』
『すごいご馳走!』
『新米、どこで買えますか?』
レインがコメントを見て笑う。
「だって、おいしいんだもん!」
コマチが料理を勧める。
「レインちゃん、こっちのお肉も食べてみて」
「食べる!」
レインは嬉しそうに箸を伸ばした。
焼きたての肉を一口。
そして、新米を一口。
「うまーい!」
食卓に、また笑い声が広がる――。
稲刈りを終えた一日は、美味しいご馳走と笑顔に包まれていた。
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この作品は不定期で投稿してます。
※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。




