第136話「稲刈りの日」
※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。
コメライス村の朝――。
黄金色に実った稲穂に朝日が差し込んでいる。
穂についた朝露が、きらきらと輝いていた。
レインは、目の前に広がる景色を眺める。
「……黄金色だねぇ」
アイリスも、嬉しそうに微笑む。
「本当に綺麗ね」
ナイトは、以前の田んぼを思い出していた。
「前に見た時は、まだ青かったからな」
レインは稲穂をそっと手に取った。
ずっしりとした重みがある。
「これが、お米になるんだよね」
コシヒコが笑う。
「そうだ」
そして、誇らしそうに田んぼを見渡した。
「今年は、いい米ができた」
レインは、しばらく田んぼを見つめていた。
「……よかった」
その一言には、たくさんの気持ちが込められていた。そしてレインは、ふふっと笑う。
「奇跡の米……か」
その時――。
元気な声が響いた。
「レインお姉ちゃん!」
レインが振り返る。
「ん?」
ヒナタが、嬉しそうに駆けてくる。
「今日から稲刈りだよ!」
「今日!?」
レインの目が丸くなる。
ヒナタは元気よく頷いた。
「うん!」
次の瞬間――。
レインの顔が、ぱっと明るくなった。
「よーし!」
そして、両手を握る。
「あたしもやる!」
コシヒコが笑う。
「まずは俺たちがやってみせるから、レインたちは真似してくれ」
コシヒコが鎌を手に取る。
村人たちも、それぞれ準備を始めていく。
すると――。
ヒナタが手を挙げた。
「私もやる!」
コシヒコが少し驚く。
「ヒナタもか?」
「うん!」
レインがしゃがみ込み、ヒナタと目を合わせる。
「じゃあ、一緒にやろう!」
「やったー!」
二人が並んで稲穂の前に立つ。
レインは鎌を握り、元気いっぱいに宣言した。
「それじゃあ……稲刈り開始!」
「そんなに元気よく始めるものなの?」
アイリスが苦笑する。
ナイトも、カメラを構えながら呟いた。
「まあ、レインだからな」
レインとヒナタが、笑顔で田んぼへ入っていく。
黄金色の稲穂が、二人の周りで揺れる。
そして――。
「今年の稲刈り、始めるぞー!」
村人たちの声が響いた。
黄金の田んぼに、笑い声が広がっていく。
今年の収穫がいよいよ始まった――。
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この作品は不定期で投稿してます。
※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。




