↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
136/147

第130回「イチカバチカ」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

アイリス、ナイト、そして、コシヒコ――。

三人は、レインから作戦を聞いていた。


レインは説明を終えると、三人の顔を見る。

「どうかな、この作戦?」


コシヒコは、難しい顔をしていた。

しばらく黙ったまま、作戦の内容を考えている。


やがて――。

ゆっくりと口を開いた。


「それでは……」

コシヒコは、青々とした田んぼを見る。

「蝗害の魔王は倒せても、田んぼが守れない」


「あっ……」

レインの表情が固まる。


そして――。

「そうですよね……」

しょんぼりとうつむいた。


アイリスが心配そうにレインを見る。

「レイン……」


ナイトも黙っている。


コシヒコは、もう一度田んぼへ視線を向けた。

風に揺れる稲。

村人たちが、これまで大切に育ててきた青田。


コシヒコは、しばらく考えていた。

「とはいえ……」


レインが顔を上げる。

「どの道、このままだと終わりなのも分かる」

「……」

「このままでは、田んぼが食い尽くされる」


コシヒコは、黒い群れを見る。

少しずつ。

少しずつ。

青田へ入り込むバッタが増えている。


このまま防ぎ続けても、村人たちの体力には限界がある。マカモたちも、もう退場している。


コシヒコは拳を握った。

「だったら――」


その顔から、迷いが消える。

「イチカバチカ、かけるしかない」


アイリスが心配そうに尋ねる。

「良いんですか? 田んぼが壊れるかもしれません……」


コシヒコは頷いた。

「分かってる」


そして、静かに続ける。

「ここで倒さなければ……魔王はまた移動して他の村を襲う……」


コシヒコは、レインを見る。

「レイン!」


「はいっ!」

レインが顔を上げた。


コシヒコは、力強く頷く。

「その方法で頼む!」


「……!」

レインの目が大きく開く。

そして、力強く頷いた――。

「分かりました!」


レインは神ナリの剣を握る。

「必ず倒します!」


コシヒコは笑った。

「頼んだぞ」


ナイトも女神のカメラを構える。

「よし……」


アイリスも杖を握り直した。

「私たちも全力でサポートするわ」


レインは静かに呟いた。

「絶対に……」

そして、強く拳を握る。

「魔王はここで倒す……」


レインたちは、それぞれの位置についた。

そして――。

一か八かの作戦が、始まろうとしていた。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。