第128回「田んぼの勇者出動!」
※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。
奮闘するコメライス村の人々――。
風魔法で黒い群れを押し返し、火魔法で追い払い、水魔法で田んぼを守る。
レインもアミを振り続けていた。
「そーれっ!」
バサッ!
「捕まえた!」
レインは、捕まえたバッタを村人たちへ渡す。
村人たちは、受け取ったバッタを潰す。
しかし――。
少しずつ……少しずつ……。
黒いバッタが田んぼの中へ入り始める。
「マズいなっ!」
コシヒコが叫んだ。
青田の中に入られてしまえば、厄介だ。
田んぼの中を飛び回るバッタを、一匹ずつ捕まえなければならない――。
その時だった――。
魔法通信のコメント欄に、いくつもの言葉が流れ始めた。
『皆、忘れてないかっ!』
『そうだ!』
『田んぼの勇者!』
『マカモさまぁー!』
アイリスがコメントを見つめる。
「コシヒコさんっ! マカモ出して!」
コシヒコが目を見開く。
「あっ! そうだなっ!」
コシヒコはマカモ小屋に向かって、大きな声を上げた。
「おーい! マカモー!」
すると――。
マカモたちが、次々と姿を現した。
クワッ!
クワッ!
クワッ!
田んぼへ入ると――。
「バサバサッ!」
一斉に羽ばたく。
そして――。
黒いバッタへ向かって走り出した。
どうやらマカモたちは、自分たちが何をすればいいのか理解しているようだった。
「おおー!」
レインが目を輝かせる。
「コシヒコさんって、マカモのテイマーとか?」
アイリスも首を傾げる。
「マカモ使い?」
ナイトがカメラを向けながら呟いた。
「そんな職業あるのか?」
コメント欄も大盛り上がりだ。
『マカモ専門テイマー!』
『マカモ使い最強説!』
『頼む! マカモさまぁー!』
マカモたちは、田んぼの中を駆け回る。
そして――。
「バリバリッ!」
次々と黒いバッタを食べていく。
黒い群れが、少しずつ減っていく。
レインは両手を上げた。
「はっはー! マカモさまぁー!」
コシヒコも笑いながら叫ぶ。
「はははっ! 頼むぞ、マカモ!」
田んぼの中を駆け回るマカモたち。
その姿はまるで勇者――。
青田を守る田んぼの勇者たちが再び出動した。
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この作品は不定期で投稿してます。
※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。




