↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
127/147

第121回「数が多すぎる」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

勇者アルスたちと王国騎士団――。

合同チームによる、蝗害の魔王との戦いは続いていた。


「はぁっ!」――ズバッ!

アルスが聖剣を振り抜く。

黒いバッタの群れが、まとめて吹き飛ばされる。

しかし――。


「まだ来る!」

ミネルバが叫ぶ。


ゴォォッ!

杖から放たれた風が吹き荒れ、迫り来るバッタをまとめて押し返す。


「結界、維持します!」

カタリナが祈りを続ける。


光の結界が、アサザ村の田んぼを覆っていた。

結界にぶつかったバッタが、次々と弾き飛ばされていく。

その周囲では、騎士たちも必死に戦っていた。


剣を振る……槍を突く……魔法を放つ……。

次々と黒いバッタを撃退していく。


だが――。

バササササッ!


また新たな群れが飛んできた。

「……」


アルスが空を見上げる。

そして、思わず呟いた。

「キリがないな!」


倒しても……倒しても……。

次から次へと、黒いバッタが押し寄せてくる。


ミネルバも荒い息を吐いていた。

「満身創痍ね……」


カタリナも周囲を見渡す。

「皆、消耗しています」


それでも、騎士たちは剣を下ろさない。

「まだ戦えます!」


別の騎士が、必死に叫ぶ。

「ですが、この数は……!」


「分かってる!」

アルスが聖剣を握り直す。

疲労で腕は重い。

「それでも、ここを通すわけにはいかない!」


再び、黒い群れが押し寄せてくる。


ズバッ!

アルスの聖剣が薙ぎ払う。


ゴォォッ!

ミネルバの風が吹き荒れる。


バシュッ!

騎士たちの魔法が飛び交う。


しかし――。

守るのが精一杯だった。


魔王そのものが、圧倒的な力で攻撃しているわけではない。

一匹一匹の黒いバッタは、決して強くない。


それでも、数が尋常ではない……。

倒しても、減ったように見えない……。


アルスが、空を覆う黒い群れを見つめる。

「これが……蝗害の魔王か」


ミネルバが息を整えながら答える。

「強さではないのね」


カタリナも静かに頷いた。

「数そのものが、脅威……」


田んぼを守る……村を守る……。

そのために――。


勇者も……賢者も……聖女も……。

そして、王国騎士団も……。


皆、全力で戦っている。

それでも、黒い群れは空を覆い続けていた。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。