↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
125/147

第119回「間にあった」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

勇者一行は――。

昼夜を問わず、アサザ村を目指していた。


二頭の馬が、街道を駆け抜けていく。

蹄の音が、夜の静寂を切り裂く。


「急ぐぞ!」

アルスが前を見据えたまま叫ぶ。


ミネルバも手綱を握り直した。

「ええ!」


カタリナも頷く。

「はい!」


誰もが疲れていた。

長い移動……ほとんど眠る時間もない。


それでも――。

誰一人として、足を止めなかった。


魔王23号が村へ到着する前に。

少しでも早く、アサザ村へたどり着くために。


そして――。

夜が明ける前。

街道の先に、アサザ村の姿が見えてきた。


「……!」

アルスが目を細める。


そして、小さく息を吐いた。

「間にあったな」


ミネルバも村を確認する。

「ええ」


カタリナが空を見上げた。

「バッタは、夜間にはほとんど移動しなかったようですね」


「そのおかげね」

ミネルバが頷く。


3人は馬を止める。

アルスは聖剣を握り直した。

ミネルバが杖を構える。

カタリナも静かに頷いた。


3人の視線の先――。

まだ静かなアサザ村がある。


空が、少しずつ明るくなっていく。

東の空が、白み始める。


そして――。

太陽が顔を出した。

朝の光が、大地を照らす。


その光と同時に――。

空の彼方から、黒い影が現れた。


バサササササッ!


無数の黒いバッタが、空を覆っていく。

朝日を遮るほどの大群。

アサザ村へ向かって、一斉に飛んでくる。


アルスが聖剣を構えた。

「来たぞ!」


ミネルバも杖を掲げる。

「構えて!」


カタリナが両手を広げた。

「結界、展開します!」


淡い光が、村の前方へ広がっていく。

アルスの聖剣が、朝日に照らされて輝く。

その光を見つめながら――。


勇者と、蝗害の魔王。

二度目の戦いが始まった。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。