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魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

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第116回「緊急配信!」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

コメライス村――。

青々とした田んぼを眺めながら、レインたちは穏やかに過ごしていた。


魔王の気配もない、危険な兆候もない。

――その時だった。


「……!」

突然、レインの表情が変わった。

それまでの穏やかな笑顔が消える。


異変に気づいたナイトが、すぐに声をかけた。

「どうした?」


レインは顔を上げた。

「あ!」


そして――。

「魔王がいるっ!」


アイリスが驚いて振り向く。

「えっ?」


「降臨してるっ!」

「どういうこと?」

レイン自身にも、まだ何が起きているのか分からなかった。


「分からないけど……」


レインは目を閉じる。

周囲の音を意識から遠ざける。

魔力の流れ。

空気の変化。

そして――魔王の気配。

レインは、慎重にその存在を探っていく。


やがて、レインが目を開いた。

「この感じは……魔王23号!」


ナイトの表情が変わる。

「23号は勇者が倒しただろ?」


レインは少し戸惑いながら答える。

「だけど……魔石は出てないって言ってた」


「……」

アイリスも黙り込む。

そして、ひとつの可能性に気づいた。

「つまり、逃げ隠れてたってこと?」


「たぶん……!」

レインが頷く。


ナイトも、状況を整理するように周囲を見る。

「しかも、今ここで反応したってことは……」


「近くにいる!」

レインが即答した。


アイリスの表情が険しくなる。

「まずいわね」


その言葉を聞いた瞬間。

ナイトが動いた。


女神のカメラを手に取り、カメラを起動する。

「よし! 緊急配信だ!」

「うん!」

レインもすぐに頷いた。


三人は、ただちに配信の準備を始める。


ナイトがカメラを構えた。

「よし! 始めろ!」


魔法通信が起動する。

映像が世界へと繋がった。


レインがカメラへ向き直る。

「皆さん、緊急配信です!」


一気に視聴者が集まり始める。

コメント欄も、瞬く間に流れていった。

『緊急配信!?』

『何があった!?』

『魔王か!?』


レインは、いつもの配信とは明らかに違う表情をしていた。笑顔ではない真剣な眼差し。

そして――。


「魔王予報のお時間です!」


一度、息を整える。

「魔王23号について、緊急のお知らせがあります!」

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

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