↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
121/147

第115回「黒いバッタの正体」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

スイゴウ村の青田は全滅していた――。

村人たちは、ただ呆然と田んぼを見つめている。


「……」

「こんなことが……」

誰も、何も言えなかった。


その時だった。

バササササッ!


田んぼに残っていた黒いバッタが、一斉に飛び立った。無数のバッタが空中へ舞い上がる。


バサササー!

黒い影が、ひとつに集まっていく。


「な、なんだ!?」

村人たちが空を見上げる。

無数のバッタが集まり、次第に人のような形を作っていく。


やがて――。

そこに、一体の黒い影が姿を現した。


「ひぃー!」

「バケモノだー!」

村人たちが悲鳴を上げる。


その姿を見た別の村人が、震える声を上げた。

「あれっ!」

「魔王じゃないのかっ!?」

黒い影が、ゆっくりとその姿をはっきりさせていく。


そして――。

「グギャー!」


その雄叫びを聞いた瞬間。

村人たちの顔が青ざめた。


「やっぱり魔王だ!」


間違いない。

そこにいたのは――。

魔王23号だった。


魔王23号は、満足そうに雄叫びを上げている。

まるで――。


田んぼを食べ尽くしたことを、喜んでいるかのようだった。

「王城に通報せねばっ!」

「勇者さまが倒したんじゃなかったのか!?」

村人たちが慌てて叫ぶ。


しかし。

魔王23号は、そんな村人たちには興味を示さなかった。


ゆっくりと身体の向きを変え、次の田んぼへ向かって移動を始める。


「……え?」

村人たちが、その姿を見つめる。


すると。

バササササッ!

魔王23号の身体が、再び無数の黒い影へと分裂した。


一体の魔王が――。

無数の黒いバッタへと変わっていく。


バサバサバサバサ――。

黒い群れが空へ舞い上がる。


次の田んぼを目指して、飛んでいく。

その先にあるのは――。


アサザ村。


そして、そのすぐ隣には――。

コメライス村がある。


黒いバッタの群れは、青空の下を飛んでいった。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。