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魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
4章 結

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第101回「再訪、コメライス村」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

ホミラタウン――。

レインたちは、いつものように天気配信を行っていた。女神のカメラを前に、レインが元気よく声を上げる。


「おはようございます! 今日の天気予報のお時間です!」


「皆さん、おはようございます」

アイリスも笑顔で挨拶する。


二人はいつものように、その日の天気を伝えていく。配信は順調に進み、やがて終了した。


「ふぅ、今日も終わったね!」

レインが一息つく。


「お疲れさまでした」

アイリスも肩の力を抜いた。


その時――。

レインが、魔法通信端末にメッセージが届いていることに気づいた。

「あれっ? メッセージ来てるなぁ」


レインは画面を開く。

そこには、こんなメッセージが届いていた。


『お久しぶりです。コメライス村です。今、美しい青田になっています』


レインが首を傾げる。

「青田って?」


アイリスが説明する。

「稲が成長して、田んぼが緑一面になっている頃のことね」


「へぇー!」

レインは、嬉しそうに画面を見る。


アイリスは少し考えてから、提案した。

「青田の取材配信してみる?」


「行っていいの?」

レインの顔が明るくなった。


「田植えは配信したよね!」

「したわね」


「稲刈りも配信するよね!」

「その予定ね」


「途中の稲が育ってる配信が抜けてるよねっ!」

レインは、青々とした田んぼを想像する。


「それなら、行くしかないな」

ナイトが言った。


「青田配信……決まりだね!」

レインが嬉しそうに笑う。


「またコメライス村に行けるわ」

アイリスも笑顔になる。


レインも大きく頷いた。

「じゃあ、コシオさんたちに連絡しよう!」


こうして――。

レインたちは、再びコメライス村へ向かうことになった。


今度は、青々と育った稲を、その目で確かめるために。そして――。

美しい青田の景色を、世界へ届けるために。


◇


レインたちは――。

再びコメライス村へやって来た。

しばらく進むと、村の入口が見えてくる。


レインが嬉しそうに声を上げた。

「コメライス村、到着ー!」


「また来られたわね!」

アイリスも笑顔になる。


そして――。

三人の目の前に、見事な田んぼが広がった。


「わぁ……!」

レインが思わず声を漏らす。


一面に広がる、鮮やかな緑。

風が吹くたびに、稲が一斉に揺れている。


まるで――。

緑の絨毯だった。


レインの目が輝く。

「すごーい! これが青田なんだ!」


「田植えの時とは、全然違うわね」

アイリスも驚いたように田んぼを眺める。


ナイトも頷いた。

「二ヶ月で、ここまで育つのか」


レインは女神のカメラの前へ立つ。

「皆さん、見てください!」


両手を広げ、田んぼを指し示す。

「コメライス村の青田です!」


「一面、緑ですね」

アイリスもカメラへ向かって微笑む。


「まさに、緑の絨毯!」

レインが嬉しそうに言った。


その時――。

「ゲコッ」

「ゲコゲコッ」

「ん?」

レインが振り返る。


田んぼの中から、カエルの鳴き声が聞こえてきた。


「カエルだ!」

「たくさんいるわね」


ゲコゲコゲコ――。

あちこちから鳴き声が響いてくる。


すると今度は――。

ピョン!


「わっ!」


草むらから何かが飛び出した。


「バッタだ!」

レインが驚いて後ずさる。


「本当に自然がいっぱいね」

アイリスも笑う。


ナイトは女神のカメラを周囲へ向けた。

「田んぼの周りも、生き物だらけだな」


その時――。

「クワッ!」

聞き慣れた鳴き声が響いた。

田んぼの中を、マカモが泳いでいる。


「あっ、マカモ!」

レインが嬉しそうに手を振る。


マカモは水面をスイスイと進みながら、何かを見つけた。


「……?」

レインが、その様子を見つめる。


次の瞬間――パクッ!

「食べた!」

レインが声を上げる。


アイリスが頷いた。

「エサね」

「相変わらず働き者だなぁ!」


「クワッ!」

マカモは、誇らしげに鳴いた。


「マカモさまー!」

レインも嬉しそうに呼びかける。


配信コメントも次々と流れていく。

『青田きれい!』

『緑の絨毯だ!』

『カエルいる!』

『バッタもいる!』

『マカモさま!』

『田んぼが生き物でいっぱいだ!』


レインは、広大な田んぼを見渡した。

「田植えの時は、まだ小さな苗だったのに……」


隣に立つアイリスも、青々と育った稲を眺める。

「こんなに大きくなったのね」


その時――。

ふわりと風が吹いた。


サワサワサワ――。

緑の稲が、一斉に揺れる。

まるで、田んぼ全体が波打っているようだった。


コメライス村の田んぼには――。

穏やかな時間が流れていた。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

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