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魔王予報のお時間です〜午前中は魔王が暴れるでしょう。午後には討伐され絶好のスローライフ日和になるでしょう〜  作者: さば味リン
3章 転

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第100回「またすぐ来るね」

※本作は「小説家になろう」と「カクヨム」に重複投稿しています。

コメライス村――。

暴食の魔王との戦いを終え、村には再び穏やかな時間が戻っていた。

レインは、青空の下に広がる田んぼを眺めていた。植えられたばかりの稲が風に揺れている。


「ここで田んぼが壊れたら、今後の企画が終わってたよ」

「気にするの、そこ?」

アイリスが呆れたように言う。


ナイトは女神のカメラを肩に担ぎながら、苦笑した。

「まぁ、レインらしいな」


「だって、稲が実ったところも配信したいじゃん!」

レインが田んぼを指差す。


「それは確かに」

アイリスも田んぼへ目を向けた。


ナイトも頷く。

「楽しみにしてる人も多そうだな」


その時だった――。

「レイン姉ちゃん!」

元気な声が聞こえてきた。


振り向くと、ヒナタがこちらへ駆けてくる。

「ん?」

レインが笑顔になる。


ヒナタはレインの前まで来ると、元気よく頭を下げた。

「ありがとう!」

「うん!」

レインも嬉しそうに笑う。


そして、レインは胸を張る。

「頑張りましたー!」


ヒナタも嬉しそうに笑った。

そして――。

何かを思い出したように、足元に置いてあった柔らかい棒を手に取る。


「今後はヒナタもやってあげる!」


「えっ?」

レインが目を丸くする。


ヒナタは棒を構えた。

「かみなりいっせーん!」

パコッ!


「うわぁー!」

レインが大げさに吹っ飛んだ。


「えへへ!」

ヒナタは楽しそうに笑う。


「頼もしいなぁ!」

レインも笑いながら起き上がる。


アイリスは微笑んだ。

「将来有望ね」


ナイトもカメラを向ける。

「次の魔王予報士か?」

「それは早いよ!」

レインが即座に突っ込む。


皆が笑った。

そんな穏やかな時間も――。

やがて、終わりが近づいてきた。


レインたちが帰る時間である。

レインは村人たちを振り返る。


「では!」

そして、笑顔で手を振った。

「また稲が実る頃、配信に伺いますねっ!」


コシヒコが頷く。

「ああ、待ってる」


コシオも笑った。

「わりとすぐだよ」


コマチも続ける。

「稲の成長は早いですから」


「そっか!」

レインは嬉しそうに頷いた。

「またすぐ来れるねっ!」


「楽しみね」

アイリスも笑う。


「ハッハッハ!」

コシヒコが豪快に笑った。


コメライス村の田んぼには――。

まだ小さな稲が、きれいに並んでいる。

今はまだ、青々とした小さな苗。


その稲が大きく育ち、黄金色に実った頃――。

また、この村で新しい配信が始まる。


レインは大きく手を振った。

「じゃあ、またねー!」

「またねー!」

ヒナタも手を振る。


「クワッ!」

マカモも元気よく鳴いた。


コメライス村に――。

明るい声が響いた。

読んでくれてありがとうございます!

この作品は不定期で投稿してます。


※本作の作中に挿入されている画像は、AI生成によるイメージイラストです。

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