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彼女の隣で、僕は眠る  作者: 粗川燕(あらかわつばめ)
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意志、空欄、質問。

 【意志が決まったようで何よりだよ。】神様は少し嬉しそうに言った。

 「これから私は何をすれば?」焦る気持ちを抑えつつ急かすように問う。


 【まずはこの世界について説明しようか。ここは君たちの世界とかなり勝手が違っていると言っていい。】そう言うと神様は指を鳴らした。するとまるで3Dプリンターの様に花畑の中にテーブルと椅子が二脚現れた。そのまま座る様に促され恐る恐る席に着く。

 「……まさか……魔法?」驚きの余り小声で呟いた。

 【その通り!】死ぬ前の自分なら非科学的な、と言っていただろう。しかし、ここまでの物を見せられてしまっては納得する他はない。まして目の前に居るのは神様なのだから。


 「魔法は私でも使えるのですか?」当然の疑問を問う。

 【それはこれから説明するよ。】少しだけ勿体ぶって神様は言う。


 【まず君にはこの世界に移り住んで貰う事になる。そこで問題になるのが転移だと魔法を扱うための力、要は魔力が扱えないんだ。】魔法使いに成れるのかと密かに期待していたので少しショックな事を言われてしまった。


 【残念がらなくていいよ。裏技というか対策が有るんだ。君ゲームとかはやるかい?】そう神様は言うとまた指を鳴らしテーブルにホログラムの様な物でRPGで言うところのステータス画面が現れた。そこには様々な項目がある中、三か所の項目が空欄になっていた。


 【君たちの世界の概念から親しみやすいシステムを模倣させて貰ったよ。さっきも説明した通り、君の様な転移者は此方の世界の概念である魔力を扱えない。しかし君たちの世界からトレースしたジョブシステムによって魔力を扱えるようにするって寸法さ。】原理は理解できないが納得はできた。それよりもどのジョブを選ぶかだけど、自分の中では既に目星がついていた。それを踏まえ質問をする。

 


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