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承

 午前中は可愛い王子様の執筆を手助け。


 辞書をひいたり、お茶をいれたり、肩を揉んであげたり。


 はぁ、執筆しているユートは知性的でカッコいい。時おり考え込んでは筆が止まるところなんてキュンってしちゃう。私はそんな彼を見ていろんな想像をしちゃうの。今、ユートは何を考えているの?


「お茶を足すね?」


 すると、原稿用紙にお茶をこぼしてしまう私。コップを倒してしまった。


「ご、ごめんね!」


 私とユートは原稿を拭く。


 その時に手が触れ合った。


 目と目が合う私たち。


「キスしたら許してあげる」


 え? え? ええ⁉


 どうしよう?


 私はちょっと恥ずかしかった。


「キス、出来ないの?」


 えっと、えっとね。


「そんなこと……ない……」


 可愛い王子様とキス。


 私はちょっと恥ずかしかった。


 でも、……でもね。


 ちょっと嬉しいかも。


 悪いことをしたのに……。


 私の可愛い王子様はニコッとした。

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