第三話
ひさびさの投稿
大志を乗せた台車は、 扉の前で停止した。
「■■■■■!!」
男が何かを叫ぶと扉が開いた。
「■■■■■■■■■■■!!」
扉が開くと、男はまた何か叫んぶ。
するとほかの男が数人寄って来た。
そして台車を押してきた男と一言二言交わすと、今度は寄ってきた男が台車を押し始めた。
(いったいどこへ行くんだ?)
不安はどんどん大きくなってゆく。
しかし、大志に出来る事といえば神に祈る程度。
(ああ、神様。どうか助けてください)
大志はテスト前以外祈ったこともない、ましてや信じてもいない神に祈りをささげる。
しかし、目を閉じて祈っていた大志は、目を開けた時に驚愕することになった。
(なに……なんだよこれ!)
目の前に広がる、大小さまざまな大きさのおびただしい量の檻。
すべては20メートル程先の扉へと向かっている。
しかし、大志を驚かせたのはそれではなかった。
いや、むしろもっと驚くべき物を見てしまい、そっちに驚く余裕がなかったと言えよう。
(エ、……エルフ!?)
大志の目の前の檻には、耳が長い金髪の女性ーーーーあえて名前を言うのならば、そう、エルフが入れられているのだ。
大志がエルフを見つめていると、向こうも大志に気がついたらしく、驚いた顔をした。
そして、エルフは大志の顔をじっと見つめたあと、口を開いた。
「*****、******!」
「はい? 」
全く聞いた事がない言葉に、大志は思わず聞き返してしまった。
「 #\#"!&」
その後も、エルフは何かを伝えようと言葉を発するが、しばらく大志が首を傾げているとエルフはあきらめたようにため息をついた。
そして、自分を指さしながら再び口を開いた。
「フォ、ル、ト」
「フォルト?」
大志が聞き返すと、エルフはうれしそうな顔をした。
(名前かなぁ)
そんなことを考えながら、大志は自分を指さしながら口を開いた。
「タ、イ、シ」
「タイシ」
今度は大志がほほえんだ。
すると、エルフーーフォルトはうれしそうにほほえんだ。
「タイシ」
「フォルト」
二人はお互いを指さして聞いた言葉を言う。
「タイシ、タイシ」
「フォルト、フォルト」
そして再び二人はほほえみあった。




