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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
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裏と表と、狭間 3

 俺は一通りノートに目を通して感服した。

「アニキ、どっぷり浸かってるじゃねーか。今回の件以外にも面倒事抱えてるし、いつか背後取られるぞ?」

「ああ、自覚してる。俺もできれば足を洗いたいぜ」

 悲観していてもこの情報収集力、実際かなり危ない線にあるのは確かだ。

 俺はノートを閉じ、

「…なあ、安全な仕事紹介しようか?」

 と聞くが、敦は同意しなかった。

「この仕事選んだ地点で覚悟はしてる。どんな危険があるかわからない職だ。……だからこそ俺がその立場に立って、小さいがこの市のヒーローにはなって見せるさ」

「…本当、生きにくい人生だなアニキ」

「お前もな」

 俺はノートを返し、立つ。

「おう、もう帰るのか?」

「ああ、今は帰りを待ってる奴が多くて面倒だからな。それに、あれからちゃんと綺麗にしてるようだし」

「まあ、最近こいつが完全に居座ってるからな」

「なんです〜、いて悪いんですかせんぱーい?」

「そうは言ってねーよ」

 相変わらずの仲の良さにほっこりして、

「あ、そうそう」

 ともう一つの本題を、茶封筒を敦に渡した。

「市のヒーローさん、市の裏ボスからの依頼を受けてくれないか?」

 敦は茶封筒を開けて中身を取り出し、苦笑いした。

「……あの部長が長い休暇つけたのって、お前の仕業か?」

「さー、どーだろーね? まあ、ハネムーンだったら受けなくていいよ」

「…やっぱりお前は疫病神だ」

「そりゃいい。俺は神なんだからな!」

 俺が帰ると分かったのか、解放された麻央も玄関についてくる。敦と名残惜しそうな才加はしかし、居間から立つことはなかった。

「じゃ、運動会でまた!」

「…たく、しょうがねーな!」

 互いに手をあげ、俺は今のドアを閉めた。

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