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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
87/273

ーーー

「……せんぱーい、醤油」

「俺は醤油じゃねーよ」

我がままな同居人に醤油を渡し、俺は一服する。

「せんぱーい、煙」

「俺は煙じゃねーよ」

窓側のため、窓さえ開ければそいつは静かになる。

相変わらず目のやり場に困る露出具合にため息をついて空を見る。

「……せんぱーい」

「なんだよ」

「そろそろ春ですね」

「もう春だよ」

「お花見したいですね」

「そーだな」

「せんぱーい」

「なんだ」

「……ちょうど季節の移り変わりの頃だったっすね、あの少年との出会いって」

「やめろバカ、それふら––––」


ピンポーン♪


……この同居人は余計なフラグを立てやがる。そしてこういう時、俺はここ数日の面倒ごとにさらに拍車がかかるのだと思いつつ、俺は玄関まで進む。

しかしまだそうじゃない可能性だってある。ほら『シュレディンガーの猫』のように、この玄関の扉を開けるまではあらゆる可能性がある。もしかしたら集金、あるいは宅配、はたまた近所のお裾分けとか。

そう、たまたま偶然そんな話題で疑心暗鬼になっただけのこと! そう、この扉を開ければ––––


「よっ、アニキ!」



俺は自分の目を手で覆った。

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