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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第二章 幼女会長と暗殺者に思案したもの
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惣菜戦争 2

 精肉売り場を抜け、惣菜売り場へ着く。

 既に優華と舞夜が吟味していた。


 いいか? 俺だって全部手料理なんてことはないんだぞ? そりゃ高校生で、バイトに、最近じゃ面倒ごとの嵐。主婦ほどの仕事ができないし。

 しかも知ってるか? 最近の惣菜はスッゲーうまいんだよ。なんなら下手な料理作るよりこれだけで揃えてもいいくらいだ。


 さて、二人はそんな俺の事情を知るからこそ、今日食べたい惣菜を考えるのだ。一つは俺が作るが、二品目は必ず惣菜のため、その二品目を決めるために時々俺の料理を食べるメンツがこうしてついてきて争うのだ。今の優華と舞夜のように。

 舞夜はチーズハンバーグ、優華は肉じゃが。


「………下げてマヤ。それは3日前に食べた」

「いやいやいや、その理屈ならユウカ、それは4日前のじゃよな? 我が知らぬと思っておるのか? 何より我は食べてないぞ?」

「………嘘。マオ、あの日『〜じゃ』とか『〜のだ』とか時々口にしてた。…姉の私に譲って」

「いやいや、お主、マオを姉と称すなら我も姉ではなかろうかの? それにお主は先の戦いで敗戦間近だったと思うのだ!」

「………負けてない。少なくともあれは引き分け。でもユウマが勝ったから私の勝ちだけど」

「それは卑怯なのじゃ!?」


 優華が珍しく引かなくなったり、舞夜がだんだんと両方混じってくるほどに戦う惣菜権限争奪戦。このままでは収集がつかなそうだし。

 しかしこのまま乗り込めば巻き込まれそうだしな〜……まいったな。

 そうこうしていると、ようやく麻央が俺の前にやってきた。今度は醤油を持って。

「ユウマー! これ、ユウマのお気に入りの醤油が半額だったから持ってきたー!!」

「お、おお……」

 鮮度長持ちタイプの醤油をカゴに入れ、麻央は二人を見て苦笑いした。

「……あれ、いつから?」

「…多分10分は経過した」

「あちゃー……」

 と、自分のことと思ってない顔で傍観していた。


 この件に唯一、麻央は加わらない。

 大抵は優華、信木、そして意外にも文坂が揉めることがあり、実は昨日も、新メンツ更識と柴田が揉めた。

 なぜ入らないかと訊けば「ユウマのご飯が楽しみだから」と。期待されても一食一品までだぞ?


 しばらくしても揉めて、とうとうギャラリーが出来上がってきたため止めることにするが、どこで折り合いをつけようか……。

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