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魔王と勇者に好かれた者 [再修正しますm(_ _)m  作者: ヨベ キラセス
第一章 霧と監視に追われたもの
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戦慄 2

 しばらく駆け足で進む。

 ハジメが心配な気持ちはあったし、それでせく気持ちはあった。

 でも何より、優華の目や麻央の存在が少なからず脳裏に浮かんで離れず、もはや逃避だ。



 オークが出てこないまま進むと、がさッという音に警戒して止まる。森の中で茂みが多く、多方向の警戒が怠れない。全員が警戒する中、それは茂みをかき分けて現れた。


「...あら、またお会いしましたね」


 出て来たのは葉っぱをつけたルシーで、後方には二人の男性が出て、

「ギンキさん! それにハンサさんも!」

 とカナコが声を上げた。彼らはボロボロだったが、ボディービルダーのようなガタイのギンキは豪快に笑う。

「おう、カナコ! その様子じゃあの魔王はジッとしてなかったな!!」

 すると鋭い眼光がルシーからギンキへと向けられる。

「…マオ様を馬鹿にするな。あのお方はお優しく英明なお方。ユウマ様のお考えを何も聞かずとも理解し、ここまで駆けつけたのだぞ!」

「理解してんならそもそも来ねーだろ! あいつは遠ざけたんだぞ。心配で。そんな男の意地を汲み取れてない奴を馬鹿にして悪いか!?」

「それなら貴様のところの勇者だってそうだろ! そもそも何で勇者は今日同行してるんですか、馬鹿なんですか!」

「テメー!」

「ぐぬぬっ!」

 ふたりが一触触発な状態になった時、今まで無言だった細身の男が口を開いた。

「…それより先を急ぎましょう。僕らは僕らで見つけないといけないものがあるんですから」

「ハンサさん、それって……」

「あ、カナコさんたちにはまだ話がいってませんでしたか」

 ハンサは少し間をおき、

「実はこの霧の中で現れるオーク、作られている場所があるんじゃないかと先程ユウマさんからメールされて、今その場所に行こうとしているんです」

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