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愛の反動 -02


「笑い事じゃない…。」


「いい機会じゃないか。そろそろ俺たちも卒業だろ?流石に12月のパーティーには来るだろ。その時にでも唾つけとけよ。俺たちもいい年だ、取られるぞ。」


アルバートが王太子らしからぬ口調でニヤリと笑う。


「あぁ…いや…。」


ラウドが歯切れ悪く言う。あまりに律するあまり、自分が奥手になりつつあることは自覚していた。最近ではあの厳しかった父でさえラウドを気にかけるのだ。


それでも、自分の力だけで彼女を守れると自信を持って言えるようになるまでは、と思い続けるうちに月日はあっという間に経っていく。


「それにお前があんまりにも女の子に対してのらりくらりしてるから、みんな諦めきれずに追ってくるんだ。」


「ちゃんと断ってる。」


「自分の見目の良さを自覚しろよ。微笑んだらそれは拒否じゃなくて、気があるってことなんだよ。」


「…そうなのか…?」


ぱちりと目を瞬かせるラウドに、呆れた顔のアルバートはやれやれといった様子で首をすくめる。


「お前…とりあえずそろそろ話しかけにいけよ。もう数年会ってないんだろ?お前、最後に会ってから何年たってると思ってる?」


「…。次にあったら絶対に話しかける。」


「そうしろよ。それに彼女…、いや、お前が直接見た方がいいな。」


「なんだよ。」


「まぁとにかく、次のパーティーでその目で確かめろ。」


意味深に言うアルバートに僅かに違和感を感じつつラウドは頷いた。


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