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愛おしい記憶 -08
「バレッタ!!」
「あら?ラス?今日は遅かったのね。」
のんびりとリナとたまり場に座り込んでいたバレッタの肩を両手で掴み揺する。
「バレッタ、家へ帰れ。町に賊が来てる。リナのお母さんたちがいいと言うまで町には来るな。」
「ちょっとちょっと!どういうこと?!」
「いいから、とにかくかえるんだ。」
ラウドの必死の形相に先に動いたのはリナだった。
「バレッタ、いいから今日は家に帰りな。またママに聞いて連絡するから。」
「…うん、わかった。」
「リナありがとう。俺は行かなきゃ。」
「ちょっと!ラスはどこに行くの?!」
戸惑いながらも頷くバレッタにほっとしつつ、リナに感謝を伝えてその場を立ち去ろうとする。
「俺は…俺がすべきことをしに行くよ。今できることを。」
最後にバレッタの瞳をしっかりと見つめる。暫くはここに来れないだろうことは分かっていた。
「また…会いに来る。」
そう言って、名残惜しくも背を向けてその場を立ち去る。バレッタが自分の名前を呼ぶのが聞こえた。
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