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正しい答え -05
「何をするの…!」
抵抗しようと暴れるとさらに強い力で締め付けられる。女が取り出したのはひとつの注射器だった。押さえつけられたバレッタのドレスの袖を捲り、なにやら手を這わせて確認している。
と、腕に冷たい感触が走り、続いて鈍い痛みで針が刺さったことが分かる。
(血を…抜いている?)
最初なにかを入れられたと思っていた注射器にはみるみるうちにバレッタから抜き出された血が溜まっていく。
その先端はどこか大きな袋に繋がっているようだった。針を刺された腕がじんじんと痛む。それに、抜かれていく量がどんどんと増える度に、頭がじわりと重くなってくるのがわかった。
冷えていく体に急激に恐怖が襲いかかってくる。しかし身体はどんどんと重さを増し、ついには指1本動かせなくなった。
「ラウド様…」
縋るように出てきたのはラウドの名前だった。しかし口から発したつもりの声は音にならず息が漏れるだけだ。
男たちは袋がいっぱいになるまでバレッタを拘束し、終わるとその身体をベッドに転がす。
再び薄れていく意識の中で、バレッタはもう一度ラウドの名前を呼んだ。




