第6話 <ボス戦と水柱様1>
モンスターとのボス戦のお話です。
[アン・グラール城塞] 宮殿
セイフティ・ゾーンでボス戦待ちしていたが順番が回ってきたようだ。
ボスがいる室内に入り奥の方に近づいてみると大量の水が渦巻き、中からラベンダー色の髪と瞳、薄紫色のドレスを纏った若く美しい[女性]が出てきた。
[女性]は美しい笑みを讃えながら、
「ネェ、ワタシ ト イイコト シナイ?ワタシ ヲ アイシテ」
と話しかけてきた。
女性の美しい声と言葉と微笑みにルーカス、トレバー、フェルナンド、イヴァンは胸にドキドキと動悸が生じて、同時に身体が硬直した。
その後[女性]はゆっくりと室内を見渡しセレーナとナディアを見つけると急に顔付きが険しくなり、ラベンダー色の髪は重力に逆らい逆立つ。
「ワタシ イガイ ノ オンナ ハ イラナイ!ハイジョ ヨ!!」
と言いながら水魔法レイニーを撃つ。
放たれたレイニーは特殊で彼女オリジナルなのか、水以外に無数の砂や貝殻の欠片が入った水魔法は容赦なくセレーナとナディアに向かって放たれ、二人は避けたり構えたりして防ぐが、降り注ぐ雨に打たれ切傷を負っていく。
仲間が攻撃されても動こうとせず[女性]に対して熱い視線を送る男性陣。
S「フレイム!」
Na「フレイム!」
セレーナとナディアも対抗し、魔法で反撃するものの少しずつ傷が増えていく二人。
目の焦点が合わず心ここにあらず放心状態になっているルーカス達に
Sy「何を惚けておる!Uuuuuuu!Wawoーーーーーーnnn!!!」
シルビアの言葉と咆哮で男性陣は我に返り、
「オンナ ハ ワタシ ダケ ガ ソンザイ シテ イレバ イイ ノォォ!!」
と言いながら[女性]はセレーナとナディアの方へすごい速さで向かって行き、[女性]の褐色の足は太腿の方から濃い紫色に変色して伸びていきやがて先っぽが尖り腕も黒紫に変色した。
[ナーガ]だ。
手を翳し再び魔法を放とうとする[ナーガ]に正気に戻った男性陣が
F「フレイム・ラピッド!」
フェルナンドは火属性の銃撃をし
[ナーガ]に掛け寄りながらルーカスとイヴァンが
L「フレイム・レイド!」
I「炎の絆・灼炎ハンマー!」
と立て続けに火属性物理攻撃を与える。
トレバーは切傷を負ったセレーナとナディアに傷薬と体力回復薬をかける。
回復した二人も立ち上がり身構える。
此方の攻撃が大して効いていない様子の[ナーガ]に
L「どうする!?」
T「[ナーガ]は水属性だ!火属性で対応し体力を削るしかない!前衛と後衛で連携を取りつつ攻撃を仕掛ける!誰か一人 回復役に徹してくれ!」
N「私がやるわ!」
L「フレイム・レイド!」
T「火炎突き・ファイア・コンボ!」
E「炎の絆・灼炎・ハンマー!」
F「フレイム・ラピッド!」
S「フレイム!」
「フフフ ナカナカ ノ コウゲキ ネ 、デモ アマイ ワヨ、ボウヤ タチ レイニーーー!!!」
N「キュアー!」
中級火属性攻撃と水属性の攻防が繰り広げられ魔法や物理攻撃が飛び交う中、
「ヤルワ ネ ボウヤ タチ シカタ ガ ナイワ ネ オク ノ テ ヲ ツカウ ワ! バブル トキシン!!」
少しずつ体力を削られ劣勢になった[ナーガ]は複数の薄紫色した水球を作りルーカス達に放つ。
当たるまいと避けたルーカス達だが床で弾けた水球から薄紫色した水蒸気が発生し、体が痺れ思うように動けなくなる。麻痺毒だ。
「フフフ、ワタシ ニ サカラウ カラ ヨ。」
形勢逆転した[ナーガ]は笑っている。
目の前で膝を着く4人の冒険者達。
(4人?)
水球が弾ける前に[ナーガ]の死角へと移動したルーカスとセレーナの反撃。
L「フレイム・レイド!!」
S「インフェルノ!!」
[ナーガ]は後ろから聞こえた声に振り向き火属性剣技で斬られ、ルーカスが素早く[ナーガ]から離れた直後 特大火魔法を浴びる。
「ギィヤァァァァァーーーー!!!
アツイ!アツイーー!!カラダ ガ モエル!!!アアアアァァァァーーーー!!!!」
[ナーガ]の身体が燃え上がりやがて燃え尽きた。
[ナーガ]と目を合わせて身体が動かなくなった始めは、どうなることかと思ったが、シルビアの一喝とその後の連携でどうにか勝利する事が出来たのだった。
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