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ステルラ  作者: 智織
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第5話 <アン・グラール城塞1>

ダンジョン攻略のお話です。

数話 続きます。

インダレーナ州知事邸にて他国で偽装する時の為に新たに認識阻害の魔法を覚えた一行。

その後、水柱様に会う為、聖地の[アン・グラール城塞]に向かう。

精霊王の聖地=(イコール)神殿という考え方は水柱様には通用しないらしく、気に入っている場所だから城塞にいるらしい。


〜☀︎☆☀︎☆☔︎〜


朝の準備を終え雨の中、車は水柱様がいらっしゃる[アン・グラール城塞]へ向かう。30分程で到着し車を止める頃、雨はやんだ。

ジョナスは上機嫌に[ポロッポー]と歌を口遊む。


冒険者が集まる[アン・グラール城塞]。


ハ百年以上前、当時まだセニート王国が統一されるよりも前の時代に建てられ、後の戦争に破れ滅んだ国の城塞。


周囲2.5kmほどを赤い砂岩で作られた城壁で囲われている。堀の上の橋を渡ると広い庭に出て庭を囲む様に建物が造られている。


西と南に門があり門を抜けて中に入るとモンスターと出会すがモンスターは門より外には出て来ない。

回廊や階層により出てくるモンスターの種類がかわり、広い庭では虫型モンスターがいる。


橋の向こう側に見える赤い城塞は挑む者全てを呑み込むかのような迫力がある。

ガイドブックの情報を共有していざ出陣。



橋を渡り城塞内に一歩踏み込むと[ムース]と出会した。

[ムース]は赤黄青の三色いてそれぞれの色のムースに当たると赤は火傷、黄は軽く感電し痺れ、青は凍傷を負う。

物理攻撃は効果が薄く討伐に時間がかかる。

自分達以外の冒険者も通路のあちこちで戦闘中だ。


ナディアが他の冒険者に当たらないように狙いを定めてフェルナンドも続く

N「エアー・カッター!!」

F「エアー・ショット!」

[ブルームース]の弱点は火だが、人がいる中では使わ無い方がよいから風系統で撃退させる。


[レッドムース]はセレーナの担当。

S「スノー・ボール!」

を放ち[レッドムース]を弱体化してイヴァンが

I「雪原の咆哮・吹雪!」

と氷系ハンマー技でとどめを刺す。


[イエロームース]にトレバーは水魔法の

T「ウォーター・ボール!」

を当ててルーカスが

L「ウォーター・レイド!」

で水系剣技で止めを刺し戦利品回収。


3チームに別れて魔法で削ってから弱点系統の技でとどめを刺し[ムース]を倒しながら先ずは先を目指し進む。


冒険者同士の間にも当然ルールはある。


・お互いの戦闘の邪魔をしない。

・冒険者同士の争い事、揉め事、禁止。

・他の冒険者の戦利品の盗み、横取り、禁止。

・困ってる冒険者は助ける。

・エリアは仲良く使う。

・仲間や他の冒険者への暴行、強姦等禁止。お互いを敬うこと。


などがある。

ルーカス達も他の冒険者の邪魔をしないように避けて先に進める。

ガラの悪い冒険者に絡まれそうになることもあるが、シルビアの殺気で相手が怯み去って行くので今のところは実際には絡まれていない。


[ムース]との戦闘を終えてテリトリーを脱出して先に進む。


城塞内の門の近くは初心者向けのF〜Dランクのモンスターが多い為サクッと進む。


この世界ではモンスターの生息地で時々、どこからとも無く虹色のシャボン玉がふわふわと風に吹かれ飛んでくる。中身は見えなく幼児の拳大から大人の顔くらいまで大小さまざまだ。


そっと弾くと体力、魔力、毒消しなどの回復薬や回復薬を作るのに使う色んな素材。


他にも各地のオリジナルアイテムが手に入ることがありギルドで貨幣と交換することもできる。


このオリジナルアイテムを集めるマニアが世界中にいて、中には高額取引 出来るものもある。

強く叩くと中身も弾けて消えるため、優しく手の平に着地させる様に扱いアイテム入手後は、またどこからかシャボン玉がふわふわ飛んでくる。

通称、[虹玉]。


冒険者にとって有難い現象である。

ルーカス達もときどき見かけては軽く弾きアイテムを手に入れた。


城塞内は兎に角 広い。


[骸骨兵士]が使い込まれた木剣を持って徘徊中。

他に[骸骨兵士長]や[骸骨総長]、[骸骨騎士]などもいて室内なのに馬に乗り襲ってくるのもいるので、技や魔法で返り討ちにする。


[骸骨兵士]達は冒険者の確認が取れると、場所が離れている時は肋骨をブーメランのように投げて攻撃してきて近ければ木剣や木槍で攻撃してくるが遅れは取らない我らが一行。


[骸骨兵士長]や[骸骨総長]は号令のつもりか、手を振り上げてから指を刺され相手を怯ませる雄叫びをしたり、木弓で矢を飛ばしたりしてくる。

[骸骨騎士]はひび割れた盾で身を守りながら近付いてきて錆びた剣で攻撃してくる。


馬に乗って突進してくる[骸骨騎士]も錆びた剣や錆びた槍で攻撃してくるので応戦する。

盾や剣を使用した骸骨は以外と攻撃力があり回避率も高い。魔法は効きにくいので前衛の出番だ。

弱点は火と光。周りに他の冒険者もいるから火は使えないので、


ルーカスは我先にと

L「安らかな眠りを。シャイン!」

で近付いてきた[骸骨騎士]を光属性で物理攻撃。


フェルナンド、トレバー、イブァンも負けじと

F「光弾よ、迷える騎士の胸を撃て。ライト・ショット!」


T「閃光と共に天へ。光突き・白光突!


I「光の輝き・暁の一撃!」

と、攻撃していく。


L「新たなる光の人生へと導く。シャイン!」

T「一条の天上の光を贈る。光突き・白光突!」

F「天使へと導く光を放とう。ライト・ショット!」

I「光の輝き・暁の一撃!」


F「あれ、イヴァン、カッコいいセリフは?」

I「やだよ、厨二っぽい。」

F「辛辣」

と言いながら進む。


一方、


女性陣は後方支援で、ルーカス達に[ヒール]や[キュア]を掛けて削れた体力や切り傷などを回復させていく。


なお、男子達のやり取りは当然の如く無視である。討伐しながら戦利品の剣や盾、その他を回収し先へと進む。


少し先で他の冒険者に、ダークグレーのぼろぼろのローブを翻しながら真っ黒な姿の魔法士が火魔法を撃っている。

室内でファイヤ・ボールを撃ってくる[骸骨魔法士]。頗(すこぶ)る危ない。

冒険者たちの戦闘の邪魔にならないように、物色もとい虹玉アイテムを頂戴して次へ。


再び通路に出たところで杖の先からファイヤ・ボールを放ってこちらに攻撃魔法を仕掛けてきたぼろぼろのローブを纏った[骸骨魔法士]。


N「ウォール!」

で土壁を出して防ぎつつ近づいて次の魔法を放つための魔力を練るタイミングを見計らってトレバーが槍先に雷を纏い物理攻撃。

T「雷光突き・襲雷!」


別の場所ではフェルナンドが

F「プラズマ・ショット!」

で拳銃から放たれる雷属性で痺れさせて動きを止め、イヴァンの

I「雷鳴の轟き・迅雷!」

ハンマー技でとどめを。


こちらでは

S「サンダー!」

魔法で怯ませてからの、

L「レイド・ボルト!」

雷属性の物理剣技。

それぞれタイミングを見計らい後衛がガードもしくは足止めをし前衛が攻撃する。連携を取り何体か倒して戦利品である[ぼろぼろのローブ]を回収していく。


ぼろぼろなローブを纏った[骸骨魔法士]は、通行の邪魔をしなければ襲ってくることは無いが、中には好戦好きもいるようで、冒険者を見かけると杖を掲げて火魔法を放ってくるのもいる。


噂によると、戦争時代に敵から仲間を守るときに、接近させない為に遠距離魔法攻撃で火を放っていたとか、大事な研究材料を持ち出したスパイを追いかけ、追い詰めた時に火魔法を放っただとか。

こういう話を聞くと、ある意味 仕事に忠実な人生を送っていたのだろうと想像する。


いろいろな[骸骨]達を討伐しながら当時の人々の職場での生活の一部を垣間見た気がしながら先を目指すのだった。

某 有名 城塞をイメージして、

モンスター討伐と水柱様への謁見の場所の舞台とさせて頂きました。

他意は有りません。

むしろ、行ってみたいと思う場所です。

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