第18話 <西の大森林1>
森の中でのモンスター討伐や探索のお話です。
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翌朝、朝食を済ませて準備し外に出てツリーハウスを終い、車で移動。
[グレートラビット][オーク族][ハンタービー]を探すためリヴァーゴ州とエルサーラ州の間にある西の大森林と呼ばれる森に着き、此処からは討伐 件 移動で歩くことに。
時々 立ち止まっては、秋の味覚である木の実や食材になる山菜やきのこ、体力や魔力回復薬の材料になる植物を採取しながら奥へと進んで行く。
この森の全体図や、いつも腕に嵌めている腕時計に方位磁針も備わっているから迷う心配は無い。
こうして森の中を散策していると進行方向の先の方から、「ブーン」と複数の羽音が聞こえ、小型犬に羽を着けたくらいの大きさの蜂、[ハンタービー]に遭遇。
尻尾にある毒針で攻撃し、刺されたら早めに解毒しないと刺された箇所から広範囲が麻痺して動けなくなる。
近付いてきた数匹は偵察隊らしく一匹は巣が有るだろう方向へ飛んでいき残りは「ブンブン」羽根を鳴らしながら威嚇してくる。
L「うわっ!思ってたよりもでけー!」
F「ほんとー!嫌だねー」
と話してるうちに
S.N「「アイスロック!」」
と聞こえ、女性陣がさっさと氷漬けにして倒してしまった。
S「警戒を怠るな!巣に戻った奴が仲間を連れて戻ってくるぞ!」(アナスタシオ語)
セレーナは叫ぶ。
L「た、頼もしいな」
F「そ、そだねー」
セレーナの勢いにタジタジである。
そうこうしているうちに[ハンタービー]の桁魂羽音がバタバタと聞こえ五十匹程が襲ってきた。
女性陣には負けてられないと、其々獲物を使い屠っていくが飛んでいる虫に前衛の物理攻撃は不利。
遠距離組に頑張ってもらい、地面から近い低い位置まで下がってきた奴等に止めを刺していく。
粗方片付け少数になった頃、一際大きな[ハンタービー]が現れた。
I「女王蜂だ!風魔法を使う!気を付けろ!!」
とイヴァンから叫び声が掛かり注視したところ、女王蜂は一瞬身構えたと思ったら直ぐに羽根を「バサッ」と振り突風が起きた。
全員 身構えていたが、突風の強さでよろめき、土埃や枯れ葉などが舞い飛んできて視界が悪くなる。
その間、[ハンタービー]は尾の毒針で刺そう攻撃してきた。
女王蜂が再度 風を起こそうと身構えたと同時に、
S「ダーク・ミラー!」
セレーナが闇呪文を唱え薄暗い半透明の壁を立てて、此方に飛んできていた土埃や枯れ葉、枝がダークミラーに当たり反転させ[ハンタービー]に向かって風向きを変え木の葉などが[ハンタービー]へと飛んでいき突風を煽って少し弱ったところに攻撃して討伐。
残るは、女王蜂だけだ。
逃げ場を無くすために女王蜂の周りを緩く円を描くように挟み、女王蜂の放つ突風を避けながら魔法と銃攻撃をして、
S「サンダー」
N「サンダー」
F「プラズマ・ショット」
少しずつ翅を狙って傷つけ高度を低くさせる。
だいぶ地面に近づいたところで、
F「プラズマ・ショット!」
更に翅を狙って、前衛攻撃が充分に届く高さまで下がって来たところで、
L「レイド・ボルト!」
雷を纏わせた剣技で止めを指す。
ナディアが木の葉と一緒に飛んできた棘などで傷を負った者にヒールを掛けて傷を癒やす。
ルーカスがラーマを出すと
Sy「ルーカス、ラーマを一振りずつゆっくり振り三角を描け」
L「はっ?」
Sy「いいから、言われたら直ぐ実行じゃ!」
ルーカスは言われた通りにラーマをゆっくり振り三角を描く。
L(まるで指揮者がリズム取ってるみてぇ)
すると、辺りに倒れていた[ハンタービー]が、解体され素材である毒針が集まってきて、その中に幾つか缶コーヒーほどの大きさの蓋付き瓶があり中には蜂蜜、一つだけローヤルゼリーが入っていた。
L「おっ、レアじゃん。ラッキー」
Sy「先程みたいにラーマを振ると広範囲に広がる討伐した物が一振り目で討伐数を数え、二振り目で解体、三振り目で素材となったのが集まってくる。」
L「成る程。一つ一つやらなくて良いから時短だな。ラーマ、便利だわ」
結果、偵察隊数匹 本隊数十匹 女王一匹 計五十ニ匹を討伐。 次のモンスターを探す。
L「此処ではあと[グレートラビット七匹]の討伐と[オーク族六体]の拘束だったよな?」
T「そうだな」
と会話してるうちに[グレートラビット]に遭遇した。
薄灰色の[ツノ兎]より一回り大きく色濃くなった[グレートラビット]は、角も健在で足が速くキック力もあるまさにグレートな兎だ。
先程の蜂は昆虫に対しての苦手意識と空中を飛ぶ事もあり、あまり活躍出来なかった近距離戦闘する前衛は張り切って[グレートラビット]に近付いて行く。
L「おっ先ー! エアー・レイド!」
風を纏った初級剣技で[グレートラビット]の首を刎ねる。
T「俺たちも続くぞ! 雷光突き・襲雷!」
雷を纏った槍先を心臓部に突き刺す
I「炎の絆・鬼火!」
ハンマーの先に青白い炎を纏って振り下ろす。
あっという間に九匹を討伐した。
ルーカスは先程教わったやり方で解体して鞄へ収めて行く。
辺りを警戒しながら時々 腕時計の機能の一部、ホログラムで出した地図と方位磁石でエルサーラ州の方角を確認する。
途中、ランチは簡単にサンドイッチで済ませた。
昼休憩も終わり、[オーク族]を探す。
時々、野性動物やモンスターを見かけるが戦闘にはならずひたすら[オーク族]を探すが一向に見当たらない。
更に森の奥をエルサーラの方へと進む一行。
先ほどからやけに静かだ。
見掛けていたモンスターなどの生き物を見なくなり虫や鳥 動物の鳴き声がなく、生暖かい風が肌を摩り土を踏み締める音がやたら大きく聞こえる。
昼過ぎの時間帯なのに森は薄暗くなんだか不気味な雰囲気だ。
一旦 立ち止まって辺りの様子を伺う。
暫くすると
「グルオオオオオオオオォォーーーーー!!!」
大地を揺るがすような轟音が聞こえてきた。
只事では無いことが森の奥で起きてる様で、バキバキと木が倒れる音と共に鳴き叫びながら鳥が飛び去っていく音、先程の大型の獣らしき威嚇の鳴き声とは別にモンスター(?)らしき鳴き声もしてメンバー内に緊張感が漂う。
気を引き締めて鳴き声のする方角へと歩みを進めてみる一同だった。
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