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ステルラ  作者: 智織
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第17話 <買い物2>

今回は女子の買い物のお話です。

ルーカス、トレバーが冒険者ギルドと食材、フェルナンド、イヴァンが服とチャップス商会リヴァーゴ支店へ行っているときセレーナとナディアは、女性用服や下着などを売っているお店に来ていた。


二人は気付いていなかったが見目が良い為 非常に目立っていた。セレーナの隣を歩いていたシルビアが二人には分からない様に先程から周りに殺気を飛ばしている。


目的の服屋に着いて中に入ると、何かと物価の高い帝国と比べると手頃な価格だった。

帝国では基本 兵士服行動だったし二人共 普段着や下着をほとんど持っていなかった。魔法師として稼いだお金をほぼ使う事もなかったので少し多めに買っても良いくらいだ。


二人は剣も嗜むが基本は魔法師なので前に出て戦闘をするより後ろで魔法攻撃や回復と補助が担当。

従って着る物は自由で防具としてローブを羽織れば良い。

だからここで買うのは普段着上下、部屋着上下、下着上下だ。


ナディアは、先ず自分とセレーナ二人分の普段着上下を求め物色していく。


が、商品が沢山あり過ぎるし余り買い物慣れしていないナディアは自分のセンスに自信がなかった。

ましてセレーナのを選ぶのはもっと難しいと思い、ナディアはセレーナに相談して、

N「セレーナ様、今から普段着、部屋着、下着の各上下を選びたいと思いますが、正直どんな服が良いのか迷っています。セレーナ様は希望する物は有りますか?」


S「私のも買うのか?」

F「勿論です。」

S「そうか。私には何を選べば良いか判らない。

ナディアに任せる。」

N「分かりました。わたしもよく判らないので、このお店の店員に一緒に考えてもらいましょう。」


ある意味、セレーナの返答を解っていたので、自分が選んでは時間がかかる上にセレーナに似合うとも限らないので、店員に任せようと判断し、店員に声を掛ける。


N「すみません、二人分の普段着、部屋着、下着上下一式を其々五着分ずつくらいは欲しいのですが相談いいですか?」

店員は沢山の商品購入予定の上客キターと目を光らせ、


「では先ず、サイズを測らせて頂きますので此方へお越し下さい。」

とメジャー片手にフィッティングルームへ案内する。


試着室では、サイズを測る者各一名、サイズを記録する者一名の三人の店員がテキパキと誘導していく。

二人共 下着も購入するということで、下着姿にさせられ、最後には上の下着さえ外した状態でサイズを測った。


計り終えた二人は再び服を着て

「お二人にお似合いになる最高の商品を準備します。始めに外着である普段着からご用意しますので少々お待ちください。」


そう店員に言われたナディアは、

N「私達、冒険者で魔法担当なので上にローブを羽織りますが、剣で戦闘をする場合も有るのでなるべく動き易い物でお願いします。」

と伝え、店員は了承し服を見繕いに店内を回る。


店内はセレーナ達と余り年の変わらない若い客層が多く見られ賑やかだ。


しばらくして戻ってきた数人の店員は、凡ゆる服がハンガーにかかった状態の幾つものポールハンガーをガラガラと引いてきた。

「お待たせしました。」


四つのポールハンガーには、半袖と長袖のシャツやブラウス、長袖の上着、スカート、ズボン、ワンピースなど種別に掛けられ合わせて百着以上有りそうだ。


その中から、セレーナはシックな色合いの大人系、ナディアは可愛らしいデザインのワンピース一着と服上下数着を店員と相談しながら選んだ。


部屋着や下着も準備してもらい其々五着分程選び、靴下数足と、靴を二足ずつ選びなんとか予算内に収め、ルーカスから預かっていた不思議鞄に買った荷物を納められるのを見たシルビアは、常に服を着なければならない人間は大変だと思っていた。


シルビアの背中や商品棚の上に止まっていたジョナスは店員や店内にいた客にちやほやされて、

「ポロッポー」と鳴きご満悦のようだ。


この後、ローブも買いに行きたかったが、集合時間が迫っていたので買い物はとりあえず終えて集合場所へ向かう。


*○*○*


各々、用事を済ませ、集合場所に集まりランチを食べるためのお店を探す。


ルーカスは王子とバレないよう認識阻害の魔法をかけているがそれでも六人其々見目が良いし真っ黒な大犬と真っ白な鳩を連れていることもあり非常に目立つ。周りの視線を集めながらパスタをメインに扱う店に入り、


L「リヴァーゴと言えばパスタとピッツァだよな。」

F「そうそう。カルボナーラとマルゲリータは外せないでしょ。」

T「ボロネーゼとペペロンチーノもな。」

N「カプレーゼも頂きたいわ。」

I「締めのデザートはジェラートで決まりだな。」

などと話しながら幾つかのパスタとピッツァ数枚、サラダとドリンク、デザートを注文する。


注文の品が届き、

N「このカプレーゼ、トマトとチーズ、塩胡椒とオリーブオイルのバランスが絶妙だわ。」

T「ペペロンチーノの味のバランスもニンニクや鷹の爪が効きすぎてなくて素晴らしい。」

I「ボロネーゼもひき肉多めでパスタによく絡み美味い。」


L「おっ、ピッツァのチーズが伸びる。うまw」

F「カルボナーラ、ソース濃厚で最高。」

N「セレーナ様、ジェラートはいかがですか」

S「私のは、さっぱりしてて美味しい。」


食事の感想を言いながら完食。

そして食後の予定を会話していて、[金欠]だと意見が一致。


だが、セレーナとレオーネのローブは必要だと話し、フェルナンドに交渉を任せ再度チャップス商会へ行く事が決まった。



ランチが終わり再びチャップス商会へ来た一行。

店に入る直前にルーカスは敢えて認識阻害魔法を解く。

道中ただでさえ目立っていたが、自国の王子様 登場で、余計に周りが騒しくなった。


L「騒がせて悪いな。少し買いたいものがあり寄らせてもらった。」

と声掛けし、急いで店内に入りフェルナンドが支店長に話を付けて貸切状態にしてセレーナとナディアのローブを探す。

店の外では、「ルーカス王子だ(よ)ー」と大歓声が掛かっており、中には失神する者もいたとかいないとか……。


ローブを物色しながらフェルナンドは、

F「悪いね、支店長。」

L「騒がせた」

「いえ、お気になさらず。ルーカス王子様におきましては、当店にお越し頂き恐悦至極に御座います。」

と会話がなされ、支店長は恐縮している。


汚れ防止、魔法軽減機能を中心に見て購入商品を絞っていくフェルナンド。最終的に一着ずつに絞り値段確認。予定予算より二割増しだったが、体力回復薬 魔力回復薬を幾つかおまけしてもらって購入しローブは早速 身に付けた。


店の出入口ではまだ人が騒しく、比較的静かな裏通りに面している従業員用出入口から出てPA に戻る。

全員、車に乗込み次の目的地へ出発させる。


*○*○*


車内では

運転席側にトレバー、ナディア、イヴァン。

助手席側にフェルナンド、セレーナ、ルーカスが乗り、空いているスペースにシルビア、ジョナスはルーカスとイヴァンの間の背もたれに止まる。


N「フェルナンドの交渉術って凄いのね。」

F「まぁねー。機械いじりと買い物は任せてよ」

I「俺も今日は納得する物を色々買えた。ありがとう」


L「あれほど騒がせて良かったのか?」

F「大丈夫、大丈夫。

集客 出来て今頃 買い物客で店内ごった返して嬉しい悲鳴 あげてる筈だから!」

などの会話をして車は森に差し掛かり、


T「この森を抜けたらエルサーラ州だから車を止めて今日はこの辺で夜を明かすぞ。」

と、適当な場所に車を止め降りてタブレロに戻して通りから少し離れた場所でツリーハウスを出す。夕食を済ませて各々 購入した荷物を整理して夜は更けていった。


お読み頂きありがとうございます。

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