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俺とヤンデレと枢機卿7

「何をほうけている。転生者がお前とジャスミンの二人だけだと思っていたのか? わたし、アルメリアも転生者の一人だ」


 疑問符で埋め尽くされた脳内がアルメリアの言葉を理解するのに、やたらと時間がかかった。

 彼女は呆れ顔で俺の顔を見ている。


「わたしの元には、主より転生者の情報が入ってくる。この世界にわたしたちを転生させた張本人だ」


 アルメリアは更に衝撃的なことを言う。

 もう既に、俺の頭は追い付いていない。


 ――聖教会の神が、俺たちを転生させた?


 ジャスミンだけでなくアルメリアも転生者だと言う。

 だが、人形のような美少女に見覚えはない。


「わたしの前世が気になるという顔をしているな。同じ転生者に隠すほどのことではないので教えてやろうか」


 知りたいような、知りたくないような……そんな感覚から返事を迷う。

 アルメリアはヌイグルミを弄りながら俺の返答を待っていた。


 転生者同士とは言え、アルメリアはこの世界では枢機卿という立場だ。

 俺と対等ではない。


「……アルメリアはいま、幾つなんだ?」


 散々考えた挙げ句、とりあえず歳を聞くことにした。

 女性に歳を聞くのが失礼だということは、アルメリアには当てはまらない気がしたから。


「ふむ? アルメリアとしてのわたしは数えで13だ」


 見た目どおりの答えだった。


「しかし、転生前――前世の年齢はお前たちよりずっと上さ」


 ふっ、と鼻で笑うアルメリア。やや自虐的な雰囲気だ。

 つまり、前世の記憶をもとに喋っているから見た目よりも年上な口調なのか。

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