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第六話 その26 約束違反

 ちゅん助が探していた物は俺がダイオウに爆・斬突を放った後、用済みとなって捨てた鞘であった。


「わしの改良によって二発分放てるようにしたんだお!」

「イズサンが使ったんは一回のみ!」

「つまり!」

「この鞘にはもう一発分の爆人石が入ってるんだお!」

「ここのネジを外して…と」

「こ、これで爆・斬突以下略!用の発射炸薬爆人石が取り出せるんだお!」


 ちゅん助は素早く作業を済ませると鞘を傾けた、しかし!


「く!でてこねーおおお!」


 人の身体なら簡単に持ち上げ、傾けられる鞘もちゅん助にしてみればかなりの重量物だった。長尺という形も悪い。火事場の馬鹿力で油の小壺は持ち運べたが、剣の鞘となると形状が細長すぎて持ち上げ逆さまにすることはおろか片方を持ち上げて、爆人石が転がり出る角度にまで傾ける事すらままならない。2発分撃てる様に改造し構造も強化したことで重量が増えてしまっていた事も仇となった。


「うんう~ん!」


 ピョンピョーン!


 必死になって持ち上げ傾けるが、身長の低い彼ではそれすら困難だった。


「くっそー爆人石の中の爆人石~!でーてこいやお~!」


 なんとか先端を持って飛び跳ねても悲しいかな低身長、爆人石が転がり出る様子は全く無い…


「あひいー!球形に加工せず原石の形そのままで調整したのも仇になってひっ掛かってでてこねおー!」


「キー!」


「!」


 ちゅん助の奇妙な行動を何匹かのグソクが嗅ぎ付けた。危険の目を見逃すはずはない。即座に反応し襲い掛かって来た。


「ひえー!」

「わしは!」

「ぴょんぴょん運動!」

「しとるだけだお!」

「ちょっかい!」

「かけんで!」

「欲しいお!」


 ここで鞘を奪われるわけにはいかず、ちゅん助は必死で飛び跳ねながらグソクの攻撃を何とか躱していた。


「ふぁふぁーん!(←泣いている音)取り出しのあいだくらい、見逃してほしいおww」

「取り出しのあいだに攻撃するなどと!」

「巨大ロボの合体中に攻撃するくらいお約束違反だお~w」

こんにちはちゅん助ですお。

今回もお読み頂きありがとうございましたお。

ラノベのちゅん助は必死こいて爆人石取り出し中ですが現実のちゅん助はカイロスロケット打ち上げ観戦!

だったのですが…ふぁふあ〜ん(←泣いている音)カイロスロケットなんですぐ打ち上げ中止してしまうん…?哀しみの地域限定那智黒ソフトを味わってますお…

であであ…

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