第六話 その10 檄
今この状況に於いて、彼の最も重要な役割は隊員達や他の戦力に指示を出し、敵を倒す事だった。いわばこちら側の大将と言って良いのに、よりにもよってその大将が俺一人を助けるために最前線に身を晒し散ってしまったのだ。これから先、誰が指示を出し、態勢を整えられるというのか?
それなのに勇者様街を頼みます、と。
アホか…
俺の今現在の苦戦ぶりを見れば、俺に何か特別なる力などない事くらい誰でも判断がつくだろう。ちゅん助じゃないが何の実績もない勇者に救いを求めるなんてどいつもこいつもアホ、ここで続いて俺がやられたらガレッタの死はまさに犬死と言って良かった。いいや!それは小さい話であってグソク達の膨大な戦力の前では街全体が全滅、という結果の前には何をやっても無駄な足掻きだ。ひょっとしたら街の連中はそれをうすうす感じ取って、もはや積極的に戦うのを諦めていたのだろう。どれだけ檄を飛ばそうが無駄な訳だ。
(しかし!)
簡単に諦めるつもりはなかった。まず街の奴等にこの状況を分からせる必要がある。ガレッタの死によって俺の中に使命感の様なものが湧きあがった様な気がした。それだけでも彼の死は無意味ではなかったのかもしれない。ウソでもハッタリでも!何でも使ってやってやる!その役目を担うはずのちゅん助は、もうここには居ないのだ。
ならば
俺がやるしかない。やるのだ!
「お前ら!ゆでガエルの話を知ってるか!?」
「水の中にいるカエルは温度が少しずつ上がると変化に気が付かずゆで上がって死んでしまう!そういう話だ!」
「だがな!俺らが浸かってるのはもうぬるま湯じゃねえ!熱湯だ」
「押すなよ!絶対に押すなよ!って言っても絶対に押されるからな!」
「そうやって遠巻きに見たり灰色相手に遊んでりゃほんの少しだけ長生き出来るだろうよ!」
「しかし!戦いは大将を落とすまで勝利はない!終わらん!」
「灰色を何万匹とやっつけようが無意味だ!」
「敵の大将はアイツ!青い巨体の中に埋もれてる白い奴だ!」
「あれを倒さない限り、みんな死ぬ!」
「みんな死ぬんだぞ!」
「助けなんて来ない!」
「ここに居る奴等で何とかしない限り、みんな死ぬ!例外なく!」
「ガレッタ隊長は勇敢に散っていった!」
「お前らも覚悟を決めろ!」
俺の叫びにいくらかの隊員と周囲の奴等の表情が変わったような気がした。勝負所かもしれない。
ここで皆を鼓舞しなければ確実に負け!全滅なのだ!
ウソでもハッタリでも!鼓舞し続けなければ!
「天令を受けし勇者!泉輝が命ずる!」
「戦え!死にたくなければ敵大将を落とせ!」
「それ以外に生き残る方法は!」
「ない!!!!」
こんばんはちゅん助です。今回もお読み頂き有難うございましたお。
ラノベのイズサンは覚悟を決めて徹底抗戦の構えですが現実のちゅん助は保有していた銀を100g売りました。ちゅん銀砲発射!ここ最近、銅、銀が何十年後にAIデータセンタ、送電網の需要で何十トンも足りなくなるぞー!って買い煽りみたいなコメントが頻繁に飛び交ってますが、子供のころから石油が何十年後には!!!ってやっていて足りなくなった事ないので今回も同じ匂いを感じますお…あまりに上げが急すぎる時は需要、実需より投機筋が関わってるのではないかお?と。
石油ですら正確な在庫を把握できてないのに銅、銀は把握してるのか?エコノミストと呼ばれる連中も世界中の誰も正確な在庫、埋蔵量など把握できてないでしょうお?
譲渡益の控除は50万円らしいのでちゅん助が売れる銀は1000g強まで、ちゅん銀砲の総弾数は100g銀徹甲弾10発で残り9発!
爆人石弾地雷群みたいに果たして現実のちゅん助はジャストで炸裂できるのかお!?
であであ




