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第六話 その6 奴を倒さないと

 スピードに付いていけなかった者。フェイントに引っ掛かった者。位置取りを間違えた者。仲間同士がぶつかってバランスを崩した者。そもそも俺の警告を聞いていないか全く理解していない者。


 次々と犠牲者が増えていく。せっかくの増援は早くも3分の1が餌食となった。


 俺の警告の中で正面に付いた者は逃げと躱しに徹せよ。それだけはきっちり守られたおかげで幸か不幸か、正面側で死ぬ者はまだ出ていなかった。


 バカらしい…


 何故なら正面に付く者とは終始、青大将に狙われている俺なのだ。


 ずっと俺なのだ…


 先程から命からがら逃げ、躱し転げ回りなんとか生き延びている…


 つまりは現時点で俺の命が一番危険にさらされていると言って良かった。なのに混成団の連中ときたらどうだ?こちらが必死こいて奴を引き付けているというのに殆ど有効な攻撃を叩き込めないどころか、じわとその数を減らしてしまっていやがる。


 まあ、贔屓目に見積もってやって、足元の灰色達の駆除には有効に役立っているが…こちらが灰色を何千匹駆除しようとも核蟲側は恐らく痛くも痒くもないのだ。対してこちらがまた一人また一人と失うたびに戦況のバランスは悲惨な位にグソク側へと傾いていく。


「このままではだめだ!」

「青大将の口の下に居る白い核蟲!」

「奴を倒さないといつまで経っても終わらない!こっちが全滅だぞ!」


 何とか戦況を変えようと檄を飛ばすが混成団からの反応は無い。


 無理もない、体の側面にすら一撃も加えられない腕前の奴等ばかりなのに、最も危険部位である口周辺に居る核蟲になど攻撃が加えられるわけがないのだ。周りの士気がどんどん下がっていくのが感じられる。


 なんて奴等だ!


 この街にさしたる義理もない俺やちゅん助が必死に戦っているというのに、この街の人間が早くも諦め始めている。こいつらに比べたら多少ふざけているとしてもちゅん助の方が何と勇敢だったことか。改めて失った戦力の大きさを痛感した。だが、この街の奴等が情けないのも無理はない。この街には弱い灰色グソクしか居なかったのだ。

 

 なまじそいつらが金になるせいで、この街の奴等はそれに夢中になった。


 こんな事態など想定もしてなかったし、何かの異変に備えている暇があれば灰色を狩りまくった方が金になるのだ。腕を上げたりとか、ちゅん助みたいに強力な武器を開発したりとかする必要などなく、雑魚蟲を相手にしてれば法外な収入が得られたのだ。そんな奴等にいきなり魔王に対抗せよ!と言っても無理な話だ。ちゅん助とあの少女はそんな事とっくに見抜いていたのだ。だから逃げようと…


 俺は今さらながら自分の選択の過ちを悔やんだ。あの時、この街の絶望的な状況は俺にだけ見えていなかったのだった。変な正義感や根拠の乏しい負い目で自分の命どころか友の命まで失おうとしている。

 後悔先に立たずとはよく言ったものだ。後悔は俺の士気をも下げ、下がった士気は疲労を呼び、疲労は判断ミスを誘う…


「しまった!」

こんにちは、ちゅん助ですお。今回もお読み頂き有難うございました。

ラノベのイズサンは身を挺して突破口を探ってますが現実のちゅん助は明日相場が荒れそうなので思案中、ソニーFGが下がったら買い、リートの内容悪い奴、不動産の期待できない奴は売るかなお…?

であであ。

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