第45話
……
「ん……ここは。」
戻ったのか……そんなわけない。
周りはどこまでも白く続いて……。
ここは、いったいどこなんだ??
「ばっ!!」
「ふぁ!!」
「何その声笑。びっくりしたでしょー!!」
「ここはどこなんだ?」
「もちろん、夢?なのかな、現実ではないよ。」
「……ややこしい。」
「ぼそっと言わない!!」
「はぁ……」
「ユウトくん!!これからだね!!」
「……お前は本物じゃない方だよな。」
「うわ!!一言目がそれ??私これでも結構心配してるんだよ!!」
「僕自身がだろ。」
「そーですけど!!」
「たく、また出てくるとか僕の決断でも曲げに来たのか??」
「いやいや、そんなつもりはないよ笑。この世界じゃ、私はユウトくんでユウトくんは私なの。」
「なんかややこしいな。あと、ちょっと気持ち悪い表現するなよ。」
「うわ、乙女に向かって気持ち悪いとかサイテー!!これが一番伝わるでしょ!!」
「そうだけどさ。」
「私はね、ユウトくんがちゃんとしてるのか、見に来たの!!嫌がらせじゃないからね!!」
「へぇー、そーなんだー。」
「んもう!!調子狂うな!!」
「その姿でそんなこと言われても、何も感じないぞ。」
「じゃあこれは??」
「うわ、お前そんなことできたのかよ。」
「ユウトくんになってみたけど……。」
「まぁ……それでいいや。」
「まぁってなんだよ!!」
「んで、わざわざ僕の前に現れたのはなんでだ。」
「……本当に良かったのか??」
「何が??」
「お前、ミユのために犠牲になるんだろ。」
「ああ……その事か。その通りだ。」
「僕との約束守れてないじゃないか……。他に方法とかあるん、」
「ない……とは言い切れないけど、現状は思いつかないんだ。事故のその瞬間まで粘ってみるけど、それでもなかったらごめんな。」
「……。」
「お前も僕なら、それぐらいわかってるだろ。」
「……わかってるけど。」
「ほんと、卑怯者なんて僕に囁き続けちゃうぐらいだもんな。」
「それは……。」
「いいんだ。もう一人の僕なんだからさ。」
「……。」
「……僕はまだ希望は捨ててないからさ。」
「じゃあ……大丈夫なのか??」
「まぁ、任せとけって。どうにかなるよ笑」
「じゃあ、これでホントの最後かもね。」
「支えてくれて、ありがとな。」
「……!!」
「ほんじゃ、行ってくるわ。」
「じゃあな……ユウトくん。」
……
…。




