第三十三話 判決、そして変化する運命
さてさて、どうなることやら〜♪
さて、三時間がそんなこんなで経過した。
私とラヴィオは再び裁判室へと戻っていった。
そして裁判長からの言葉を待つ。
この瞬間だけでも本当に心臓がバクンバクン、と脈打っているのがわかる。
裁判長から主文が読み上げられた。
「被告人ルフィア・ヴィスパーダ……貴殿の状況証拠と我々の判断を鑑みたところ……検察側の証拠が不十分だったとして、逆転無罪とし……2年前の量刑を無効とする!!」
この瞬間、傍聴席からドワァッ、と歓声が聞こえた。
自分でも信じられなかった。
本当に無罪なのかを。
私は戸惑うばかりだった。
そして一礼をすると……不思議と涙が溢れてきた。
そして私はラヴィオと共に退出した。
どう表現していいのかはわからない、わからないのだけど、嬉しいのが一つ。
そしてほっとしたのが一つ。
涙がポロポロと溢れ出て終始止まらなかった。
「良かった………!!! 本当に………!! 良かった……!!」
「ああ……私も同じ気分だ。報われて……良かったよ。」
「でも……どうしよ。私の意思で戻りたいとは今は思わないし……」
「……どうかな……検察はおそらく告訴するだろうが……証拠不十分で有れば聞き入れては貰えないはずだろうから棄却は確実だろう……さて、どうなるか……」
ラヴィオは先のことを見据えているのは分かった。
ただ、ラヴィオでも読み切れないのは私の目でも分かる。
「……ルフィ、とりあえずは一度帰れ。クレイスターまでは私が送ろう。」
「……いいの?」
「構うものか。まずは叔父上に報告してくれ。自由にフェミータに出入りできるようになった、と。」
「……そうね。それじゃあ……頼むわね、ラヴィオ。」
というわけで、私はラヴィオの黒鹿毛の愛馬に乗り、クレイスターの自宅まで送ってもらうことになった。
ラヴィオはまだやる事があるとのことだったので、馬を飛ばしてまでしてくれた。
私は帰るなり、ベッドにダイブした。
「はー、やっと帰ってこれた……2日だけなのに1年とかそんな長さだったなー……」
けれどよくよく考えてみたら、2年もこういう農業生活だ、メンタルが弱かった私が続けられているのも、よくよく考えてみたらこのためだったのかもしれない。
無罪放免になったのは今でも実感が全く湧かない。
でもこれでやっとゆっくり眠れるし、国にも帰って来れるんだ、と考えると頑張ってきた甲斐はあったのかな、とは思うのだけど。
……とりあえずスパイアさんに報告しに行くか……。
私はそう思い立ち、スパイアさんのところへと向かう事にしたのであった。
今までの感謝を伝えるために。
次回はまったり回。
裁判編はまだまだこれからですwww




