第三十話 打ち合わせ
今回から最終章です。
ルフィアとラヴィオの掛け合いを見せれればと思います。
私とラヴィオは、夜遅くまで明日の裁判に向けて打ち合わせを行うことになった。
前回はラヴィオは証人に過ぎなかったのだが、今回のためにわざわざ弁護士の資格も取ってくれたというので、本当に感謝しかない。
「で、なんだが……ルフィ、私は調べ上げたことしか言わないから……ルフィはそれに合わせて覚えている範囲で言ってくれ。」
「分かったわ。」
「あとは私に秘策がある。上手くいけば真犯人を逮捕できるからな。任せておいてくれ。」
「……うん、信じるよ、ラヴィオ。そうじゃないと……何のために弁護士になったのか分からないもんね、私の。」
ラヴィオから肯定的な言葉を言われるだけでも私は気が楽になるし、肩の力も抜ける。
私はふと、こんな話をする。
「私さ……『悪役令嬢』、なんて言われてきてたけど……そんなことないからね……? だから……出来ることなら今の私を……見て欲しいな、って……」
「なんだ、そんなことか? ……そんなことを言うのは世間くらいではないのか? お前の直向きさは……私が一番よく知っている。そんなナーバスになるようなことではないだろう?」
「アハハ……そうね、ラヴィオ……」
「とはいえ明日で命運が決まる。……絶対に勝利をもぎ取るぞ、ルフィ。……お前を絶対に処刑になんてさせない。」
「ええ!」
私はラヴィオとグータッチを交わし、夜を過ごすことにしたのだった。
翌日。
私は裁判所までやってきた。
いよいよ私の命運が決まる日、私は服装として、黒を選んだ。
それも、全身黒に。
「被告人:ルフィア・ヴィスパーダ、証言台へ!!」
私は一礼し、前に立つ。
私はもう、死ぬことも覚悟に入れていた。
私の再審請求が、ラヴィオと私の戦いが開幕したのであった。
次回から本格化。
ヒューマンドラマものらしい最後を見せられればな、と思います。




