プロローグ編068/【ラスボス変更交代】2
まずは、【アートモード】の【ラスボス】でその者を娶った者が【ラスボスとしての力】を得ることになる【配偶者】(配偶者タイプ)の【ファイグゥシャ】から権利を剥奪する何でも【操縦】する力を持つ【プァイリョット】からだ。
【プァイリョット】は、
『【アートモード】/【絶対ラスボス】、【ファイグゥシャ】・・・
度重なる【絶滅危惧存】への【食存】(【食人】の様なもの)行為により、【無敵加護】/【無敵特権】を剥奪する。
異論はないな?』
と言った。
【ファイグゥシャ】は、
『異論がある場合は確か、【剥奪執行者】に挑戦して、勝てば、剥奪を取り消されるのよね?
この場合、貴女に勝てば良いと判断して良いのかしら?』
と言った。
【プァイリョット】は、
『あぁ。
私に勝てば、【剥奪】は無効になる。
挑戦する気か?』
と聞いた。
『その前に・・・
私の力でって事は私の配下の力も全部足して良いのよね?』
『あぁ。
特にお前は、【配偶者】となった者に力を与える存在だからな。
お前の支配下にあるものは全てお前の力として認定する。
ただし、これからの戦闘に戦力投入し、死滅した場合、お前が【エネミー・ラスボス】に格下げになった時、【配下ゼロ】と言う事にもなる可能性があるからよく考えてからやるのね。
一度でも敵対した場合、貴女以外は全員、殺すつもりでやるから。
良いわね?』
『えぇ、かまわないわ。
配下なら後からでもいくらでも増やせるし・・・
全投入させていただくわ』
『そうか・・・
では準備しろ。
準備が整い次第、戦闘を開始する。
どちらかが【降参】するか、片方が【死滅】した状態になった所で決着とする』
『ふ、ふふっ。
これでも【倒せないラスボス】の一角に数えられる実力があるのよ。
たかが、【クアンヴェリテ様】の使いの分際で私に勝てるかしら?』
『お前は勘違いしている』
『どういう事かしら?』
『我々、【クアンヴェリテ・トゥエンティーフォー】になった者は、全員、【倒せないラスボス】を凌駕する力を持っている。
【倒せないラスボス】の不正が発覚した時、いつでも権利を剥奪出来る様にな』
『強がっちゃってまぁ・・・
だったら、貴女方が【倒せないラスボス】をやれば良い話じゃないの。
ウソならもっと上手くつくのね、お嬢ちゃん』
『我々は、【クアンヴェリテ様】に仕えている事に誇りを持っている。
お前ではわからないだろうがな。
それをこれから証明してやる』
『バカね。
私がいつまでも【倒せないラスボス】になったばかりのパワーしか無いと思ってるのね。
ホントにお馬鹿さん。
今じゃ、どんなに少なく見積もっても数千京倍の力はあるわよ。
たくさん、【いただいた】からね。
いつか【下克上】するために、力を蓄えていたの。
いつまでも黙って従っている訳じゃないのよ』
『なるほど・・・
お前が【本来のラスボス】に相応しくないと言うのが理解出来た。
もう、いい・・・
準備は終わったか?
始めるぞ』
『良いわよ。
じゃあ、私の可愛い子ちゃん達。
愚かなお嬢ちゃんに現実をわからせ・・・て・・・???
・・・え?』
『今のお前のレベルでも私がその気になれば一瞬だ。
私は、即興で作り出した【自動マシン】で全滅させた。
お前の後ろで肉塊になっているのがそのなれの果てだ。
お前の戦力など、この程度だ。
私の相手にはまるでならん。
後はお前だけだ。
一応は、生かしておいてやるが、多少の怪我は覚悟しろよ』
『ちょ・・・
ちょちょちょ・・・
ちょっと待って・・・
って・・・ぶろわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわっっぷんっ』
と言う感じで、【自動マシン】にぶっ飛ばされた。
【倒せないラスボス】の威厳もへったくれもない非常に無様な醜態をさらした。
完全に雑魚扱いである。
美しかった見た目が見る影もなくみっともなく腫れ上がった顔になっていた。
【ファイグゥシャ】は、息も絶え絶えに、
『ま・・・まひりまひひゃ(訳/参りました)・・・』
と告げた。
【プァイリョット】は、
『ふんっ・・・
手間を掛けさせるな』
とつぶやいた。
彼女は全く本気にもなっていない。
ただ、適当に【自動マシン】を作って適当に戦わせた。
それでも圧倒的な戦力差を示したのだった。
【ファイグゥシャ】に勝利した感動など微塵もない。
つまらない仕事をした。
ただ、それだけの事でしか無かったのだった。
これにより、【ファイグゥシャ】は、しばらく戦線離脱。
【エネミー・ラスボス】として再出発出来るのはしばらくかかりそうだった。




