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(ファーブラ・フィクタイズム4)【エーウェントゥス・アウディーティオ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編061/【藤里 眞宵(ふじさと まよい)ルート/塩沢 美登里(しおざわ みどり)サイト0】/【美登里】のクエスト2

 【絵里奈】の失敗/死亡を受けて【美登里】は、1つ下の(07)【銀河ランク】をチョイスした。

 が、1つ下にした所で無謀な挑戦だという事は大して変わらない。

 【眞宵】が指摘した様に、彼女達のレベルならどんなに高くても(04)【大国ランク】までである。

 それ以上は無理である。

 (07)【銀河ランク】もまだまだ高すぎるのである。

 無知とは怖いのである。

 それでも【美登里】なりに、【絵里奈】の 同じ轍は踏まないと思って居る様だ。

 だから、【銀河ランク】の【ギルド登録】をして仲間を増やそうとする。

 が、受付で、

「悪いことは言いません。

 もっと下のランクでの挑戦をお薦めします」

「アホか。

 一昨日来やがれってんだバカが」

「何考えてんの?

 このレベルに挑戦出来るレベルじゃないわよ」

「駄目よ。

 登録出来ないわ」

「自殺願望者か?

 死にに来たのか?」

「認められません。

 貴女のレベルでは無理です」

 などと悉く【登録】を拒否された。

 【美登里】は、

「何かムカツクんですけどぉ~っ」

 といらついていたが、【ギルド】としては適正な対応と言える。

 実力が伴わない者を挑戦者として認める訳には行かない。

 認めて欲しかったらもっと低いレベルから研鑽を積み、スキルアップして来いと言うのは至極当たり前の反応だ。

 【美登里】は渋々、(07)【銀河ランク】の登録を諦めて、その1つ下の(06)【惑星ランク】に挑戦する事にした。

 しつこい様だが、彼女達のレベルでは、【プロクエスター】にはなれない。

 (04)【大国ランク】までレベルを落とさないと無理ゲーにも程があるのだ。

 (04)【大国ランク】だとしても安全が保証されておらず、20%の死亡回避確率があるかどうかのレベルである。

 攻略を考えるなら、せめて、(02)【地方ランク】。

 そこまでのレベルの低さなのである。

 他の人達が彼女達の挑戦を耳にしたら、

「アホか?」

「バカじゃないの?」

「死ぬ気?」

「馬鹿な真似はよせっ」

 などと言われるだろう。

 そのくらい無謀な選択をしているのだ。

 だから、【眞宵】は最初から乗り気じゃなかったのだ。

 彼女達4名は凡人中の凡人。

 下の下の下のレベルだ。

 そんな彼女達の冒険で身の丈に合わないレベルをあてがうと言う事は死ねと言っている様なものなのである。

 【美登里】は、(06)【惑星ランク】で【ソロクエスト】を選択し、冒険開始から1分56秒でやはり無名のモンスターに心臓を貫かれ絶命した。

 最後の言葉は、

「死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたくない、死にたく・・・な・・・い・・・」

 だった。

 いざとなったら逃げるつもりだった様だが、逃げるにもスキルがいる。

 彼女のレベルではそのレベルに到達して居なかった。

 彼女もまた、余りにもあっけない死だった。

 命が軽すぎる。

 余りにも軽すぎる結果だった。

 【美登里】の死亡により、【主人公権】は、【眞宵】に戻ってきた。

 【眞宵】は、

「何故、学ばないのですか・・・」

 と憤りを口にしたのだった。

 後、2人・・・

 【薫】、

 【美智恵】、

 の2名も同じ事を繰り返すのかと思うと憂鬱でしか無かったのだった。

 【眞宵】は、

「はぁ・・・」

 とため息をついた。

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