プロローグ編058/【藤里 眞宵(ふじさと まよい)ルート/神崎 絵里奈(かんざき えりな)サイト0】/【絵里奈】のクエスト1
【眞宵】は、【神崎 絵里奈】を【シークレット・ティーパーティー】に招き入れた。
今回は【眞宵】と【絵里奈】の【2名】だけである。
【眞宵】は、
「それでは、【神崎さん】、説明をさせていただきます。
これから、私が持つ【主人公権】を貴女にお貸しいたします。
譲渡では無いため、【異能】を担保にお貸しする事になるのですが、貴女の実力から判断して、1つの【異能】と言う事になります。
次の6つの【異能】から1つを選んでください。
それでお貸しする事にしますので」
と言った。
彼女達のレベルから考えても【眞宵】が持っている【異能】の中の簡単なレベルをチョイスして渡すしか無いと判断していた。
続けて、
「1つ目の【異能】ですが、【火】を扱う力になります。
炎を出したり、火球を作って投げたりする事が可能になります。
単純に言ってしまえば【火の属性】の力ですね。
2つ目の【異能】ですが、【水】を扱う力になります。
水を出したり、氷柱を作って投げたりする事が可能になります。
単純に言ってしまえば【水の属性】の力ですね。
3つ目の【異能】ですが、【木】を扱う力になります。
植物を育てたり、柱を作って防御したりする事が可能になります。
単純に言ってしまえば【木の属性】の力ですね。
4つ目の【異能】ですが、【金】を扱う力になります。
身体を金属に変えたり、金の槍を作って攻撃したりする事が可能になります。
単純に言ってしまえば【金の属性】の力ですね。
5つ目の【異能】ですが、【風】を扱う力になります。
かまいたちを起こしたり、竜巻を作って攻撃したりする事が可能になります。
単純に言ってしまえば【風の属性】の力ですね。
6つ目の【異能】ですが、【土】を扱う力になります。
ゴーレムを作って操ったり、土の壁を作って防御したりする事が可能になります。
単純に言ってしまえば【土の属性】の力ですね。
【冒険者】としては基礎中の基礎の力となります。
この中の1つをお選び下さい。
それを媒介にして、貴女に力をお貸しいたします。
ただ、これだけは注意してください。
これは命を保証するものではありません。
スポーツ化しているとは言え、クエストでは死がつきものです。
普通にスポーツをしていてもやり方を間違えれば亡くなる事があるように、死ぬ事もあると言う事は頭に入れておいてください。
【主人公権】を渡すという事は【加護】を多少与えると言う事と、同時に、【物語の主人公】となりやすい様に、【強敵】が集まりやすいと言う事です。
つまり、危険性は高まると言う事を意味しています。
それでも【主人公】になりたいですか?
止めるなら今の内です。
お貸ししてしまったらやり直しは利きません。
それでも選択されますか?」
と他の3名にも全く同じ事を言うことになるだろう言葉を伝えた。
【絵里奈】は、
「もちのろんだよ。
私はこれで成り上がるんだから。
多少の危険ならそれこそ必要だって。
危険じゃないのをクリアしても何の自慢にもならないしね。
だから大丈夫だって。
マジでやばかったら逃げるからさ。
心配しなくて良いよ。
ダイジョブ、ダイジョブ。
問題無しって事で」
と言った。
【眞宵】は、
「そんなに簡単に考えてもらっては困ります。
本当に危険な事なんですよ。
それをご理解下さい。
やり方を間違えたら死ぬんです。
それだけは努々忘れないでください。
お願いですから無茶はなさらないで。
ご自身のレベルをよく考えて行動なさってください」
と注意する。
【絵里奈】は、
「くどいってば。
大丈夫だって言ったら大丈夫なの。
私を信じてよ。
こんな序盤で死ぬ様なたまじゃないからさ。
必ず、成果を出してやるんだから。
とりあえず、【火】を頂戴。
出来るだけ派手なのが良いからね。
それで行くから。
良いから頂戴」
と言った。
聞く耳を持っていないとはこの事を言う。
【眞宵】は、
「後悔しても遅いのですよ・・・」
と言って、そのまま、【主人公権】を貸した。




