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(ファーブラ・フィクタイズム4)【エーウェントゥス・アウディーティオ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編058/【藤里 眞宵(ふじさと まよい)ルート/神崎 絵里奈(かんざき えりな)サイト0】/【絵里奈】のクエスト1

 【眞宵】は、【神崎(かんざき) 絵里奈(えりな)】を【シークレット・ティーパーティー】に招き入れた。

 今回は【眞宵】と【絵里奈】の【2名】だけである。

 【眞宵】は、

「それでは、【神崎さん】、説明をさせていただきます。

 これから、私が持つ【主人公権】を貴女にお貸しいたします。

 譲渡では無いため、【異能】を担保にお貸しする事になるのですが、貴女の実力から判断して、1つの【異能】と言う事になります。

 次の6つの【異能】から1つを選んでください。

 それでお貸しする事にしますので」

 と言った。

 彼女達のレベルから考えても【眞宵】が持っている【異能】の中の簡単なレベルをチョイスして渡すしか無いと判断していた。

 続けて、

「1つ目の【異能】ですが、【火】を扱う力になります。

 炎を出したり、火球を作って投げたりする事が可能になります。

 単純に言ってしまえば【火の属性】の力ですね。

 2つ目の【異能】ですが、【水】を扱う力になります。

 水を出したり、氷柱を作って投げたりする事が可能になります。

 単純に言ってしまえば【水の属性】の力ですね。

 3つ目の【異能】ですが、【木】を扱う力になります。

 植物を育てたり、柱を作って防御したりする事が可能になります。

 単純に言ってしまえば【木の属性】の力ですね。

 4つ目の【異能】ですが、【金】を扱う力になります。

 身体を金属に変えたり、金の槍を作って攻撃したりする事が可能になります。

 単純に言ってしまえば【金の属性】の力ですね。

 5つ目の【異能】ですが、【風】を扱う力になります。

 かまいたちを起こしたり、竜巻を作って攻撃したりする事が可能になります。

 単純に言ってしまえば【風の属性】の力ですね。

 6つ目の【異能】ですが、【土】を扱う力になります。

 ゴーレムを作って操ったり、土の壁を作って防御したりする事が可能になります。

 単純に言ってしまえば【土の属性】の力ですね。

 【冒険者】としては基礎中の基礎の力となります。

 この中の1つをお選び下さい。

 それを媒介にして、貴女に力をお貸しいたします。

 ただ、これだけは注意してください。

 これは命を保証するものではありません。

 スポーツ化しているとは言え、クエストでは死がつきものです。

 普通にスポーツをしていてもやり方を間違えれば亡くなる事があるように、死ぬ事もあると言う事は頭に入れておいてください。

 【主人公権】を渡すという事は【加護】を多少与えると言う事と、同時に、【物語の主人公】となりやすい様に、【強敵】が集まりやすいと言う事です。

 つまり、危険性は高まると言う事を意味しています。

 それでも【主人公】になりたいですか?

 止めるなら今の内です。

 お貸ししてしまったらやり直しは利きません。

 それでも選択されますか?」

 と他の3名にも全く同じ事を言うことになるだろう言葉を伝えた。

 【絵里奈】は、

「もちのろんだよ。

 私はこれで成り上がるんだから。

 多少の危険ならそれこそ必要だって。

 危険じゃないのをクリアしても何の自慢にもならないしね。

 だから大丈夫だって。

 マジでやばかったら逃げるからさ。

 心配しなくて良いよ。

 ダイジョブ、ダイジョブ。

 問題無しって事で」

 と言った。

 【眞宵】は、

「そんなに簡単に考えてもらっては困ります。

 本当に危険な事なんですよ。

 それをご理解下さい。

 やり方を間違えたら死ぬんです。

 それだけは努々忘れないでください。

 お願いですから無茶はなさらないで。

 ご自身のレベルをよく考えて行動なさってください」

 と注意する。

 【絵里奈】は、

「くどいってば。

 大丈夫だって言ったら大丈夫なの。

 私を信じてよ。

 こんな序盤で死ぬ様なたまじゃないからさ。

 必ず、成果を出してやるんだから。

 とりあえず、【火】を頂戴。

 出来るだけ派手なのが良いからね。

 それで行くから。

 良いから頂戴」

 と言った。

 聞く耳を持っていないとはこの事を言う。

 【眞宵】は、

「後悔しても遅いのですよ・・・」

 と言って、そのまま、【主人公権】を貸した。

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