プロローグ編046/【田村 写樂(たむら しゃらく)ルート永井 想凛(ながい そうりん)/サイト0】/写樂による【主人公権】の譲渡3
【秋馬】の紹介で、【写樂】は、【芦柄 吟侍】の【後継者候補】になるかも知れない心当たりと会う事になった。
それは【女性】で【村瀬 千代】と言った。
【千代】は、
「ちーっす。
【村瀬 千代】でぇ~す。
よろ~」
と言う感じで軽かった。
【秋馬】は、
「どうだい?
イケてるだろ?
この子にしときなよ」
と言った。
【写樂】は、
「え?
・・・この子が?」
と戸惑う。
差別する訳じゃないが、【ギャル】に【芦柄 吟侍】の【後継】が務まるとは思えない。
【写樂】は返答に困る。
【千代】は、
「ん?
なぁに?
ど~ゆ~こと?
ってか、そっか、そっか。
そう言う事か。
やっぱ、うちじゃ無理か。
だよね~。
うちが言うのも何だけど、うちじゃ無理ゲーって話か。
わかったよ。
ねぇ、【秋馬たん】、この人困ってない?
うちじゃ駄目って事じゃね?」
と言った。
【秋馬】は、
「やっぱ駄目か・・・
だけど、他に心当たりが・・・」
と言った。
すると【千代】は、
「とりあえず、【異能斬術】ってのが使えればいいっしょ?
だったら、うちが教えた心当たりがあるよ。
とりま、【想凛君】で良いんじゃね?」
と言った。
【秋馬】は、
「誰だよ、【想凛】って?
おれっちの知らない所で男作ってんの?」
と嫉妬した。
【千代】は、
「ちげーって。
とりあえず、うちも誰かに教えたいと思って、道を尋ねて来た【永井 想凛君】って男の子に、ついでに教えてあげたんだよ。
【想凛君】、すげーんだよ。
ちょっとコツを教えただけで、すぐにうちを超えちゃったの。
あの子、たぶん、天才だよ。
そう言う子、探してんじゃないの、この人?」
と言った。
【写樂】は、
「その子にも会わせていただけないでしょうか?」
と言った。
何と綱渡りリレーの様に、細いつながりで候補者が出て来ていた。
【月影 風水】、
【反対 零一】、
【土門 日向】、
【三石 秋馬】、
【村瀬 千代】、
を経て、6名目にしてようやく【永井 想凛】と言う【超逸材】にたどり着いた。
【後継者探し】と言うのも楽ではないと言う事だ。
【写樂】は、【想凛】の人柄と才能を確認し、
「紆余曲折ありましたが、【永井 想凛殿】。
【芦柄 吟侍殿】の【後継者/主人公権】を受け取っていただけないだろうか?」
と言った。
【想凛】は、
「僕で良いの?
じゃあ、貰えるものなら・・・遠慮なく・・・
頂戴します」
と言ってくれた。
【永井 想凛】・・・彼は、何でもそつなくこなす超天才タイプである。
【異能斬術】も【千代】に軽く教わっただけで、その真髄を即座に理解していた。
【想凛】は、自分がのめり込めるものを探している【探求者】である。
彼は多彩な芸達者でもある。
何でも出来るから、あえて出来ないことをさがしている。
彼は困難な事を出来る様になれる時の喜びを知りたいと思っていた。
その過程で、彼はその天才性を一時、失っていた。
記憶を失ったのだ。
彼の才能を妬んだ第三者の手によって彼は襲撃され、記憶喪失になった。
彼は自分が何者かを捜す旅をしている。
そんな彼でも何者にかになりたいと言う夢は失われていなかった。
それを確認した【写樂】は改めて正式に、【想凛】に【主人公権】を託したのだった。
【想凛】は、記憶の回復と何を為すかを探している迷い人である。
そんな彼が次の【写樂ルートの次の主人公】に選ばれたのだった。




