プロローグ編045/【田村 写樂(たむら しゃらく)ルート三石 秋馬(みついし しゅうま)?/サイト0】/写樂による【主人公権】の譲渡2
【写樂】は、
「君に【芦柄 吟侍殿】の【主人公権】を譲渡したいと思っている。
受け取っては貰えないだろうか?」
と言った。
そう言われたのは、【三石 秋馬】と言う男性で、【異能斬術108派】の1つに在籍していたが、破門された身だ。
【秋馬】は、
「やだ。
めんどい」
と断る。
「そこを何とか」
「やだよ。
おれっちは、夢を見つける【夢】があるんだ。
おれっちは今は何もない。
だから、色々試してんだ。
あれやって、
これやって、
どれやってってやってるところなんだよ。
そんな面倒そうなものに付き合ってやる必要は無いんだよ。
他当たってくれ。
おれっちには関係ない。
あっち行ってくれ」
「もう、自分には動く様な時間がないんだ。
もうすぐ動けなくなる。
度重なる戦いでボロボロになってしまった。
もう、妻の介護なしにはまともに動く事も出来ない。
動ける範囲では君が一番、適任だと思うんだ。
君、【異能斬術】、使えるだろ?」
「あぁ、お遊び程度なら・・・」
「それで十分だ。
だから頼みたい」
「だから、そんな事やってる暇は無いんだって・・・
あ、いや待てよ。
じゃあ、こうしようじゃねぇか。
おれっちが次の候補者、探してやるよ。
そんでそいつにバトンタッチすりゃ、万事オッケーってことじゃねぇか?
それなら・・・」
「君は途中で逃げるつもりじゃないのか?」
と言う話をしていると、【汐音】が、
「私がこの人について行きます。
逃げない様に見張ります。
ですので貴方・・・
しばらく不自由を・・・」
と言った。
「あぁ・・・
それで頼めるだろうか?
【吟侍殿】の約束は守りたいと思っている。
迷惑をかける【汐音さん】」
「はい。
承りました。
遠く離れていても愛しております」
「自分もです・・・」
「・・・」
「・・・」
2人きりの世界に入る、【写樂】と【汐音】。
それに対して、
「あぁ、もう・・・
わかったよ。
おれっちには1人心当たりがあるんだよ。
そいつ紹介してやるから、それで勘弁しろよなっ。
ったく・・・
付き合ってらんねぇな。
イチャイチャすんなら他行ってやれよ。
目の前でやられて離ればなれになったらおれっちが悪もんみたいじゃねぇかよ。
ったく、なんなんだよあんたら・・・」
「最低条件として、【異能斬術】が使えると言う事が必要なのだが」
「大丈夫だよ。
おれっちが暇つぶしに【師匠】の真似事してそいつに教えてやった事があるから。
破門されたおれっちだけど、基礎くらい教えられるからよ。
達人って訳にはいかねぇが、一応、使えれば良いんだろ?
それで条件満たしたと言う事にしとけよ。
他は知らねぇよ。
そいつが駄目ならおれっちにはお手上げだ。
何にもできねぇ」
「わかった。
紹介を頼みたい」
と言う話になった。
【秋馬】はその心当たりと連絡を取って会う約束をした。




