プロローグ編033/【相模 天傑(さがみ てんけつ)ルート/水瀬 涼源(みなせ りょうげん)】サイト0/落ちぶれた天才
【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】が17番目に案内した【魔法】や【超能力】などの【力】を【新しく作る存在】である、【水瀬 涼源】を【蝶吉】の次の【後継者】として認定する事になった。
彼は、【造法士】として、【魔力の源の色違いの力】である3つの力、
【虚実法】、
【化変法】、
【異質法】、
を産み出した天才でありながら、【造法士】としては現在、落ちぶれた存在である。
【涼源】の元に、【蝶吉】が姿を現した。
【涼源】は、
「ん?
何だ、お前は?」
と言った。
【蝶吉】は、
『ボクは【桃辻 蝶吉】と言います。
100日間の【仮主人公】の期間を終えたので、次の【主人公】となる人に【主人公権】を譲渡しに来ました。
貴方が、次の【主人公】に選ばれました。
【芦柄 吟侍】と言う人の【後継者】の1人に選ばれたと言う事です。
と言う訳でよろしくお願いします』
と言った。
【涼源】は、
「いや・・・
いきなり来て、【後継者】とか言われても困るんだけどな。
【芦柄 吟侍】の名前は知ってる。
伝説の男だ。
その男の【後継者】?
この俺が?
何で?
今、それどころじゃねぇんだけど?」
と言った。
すると【天狐】も出現し、
『良いから受けとんなさいよ、後がつかえているんだから。
だけど、言っておくけど、貸すだけだからね。
あんたの後か、その後辺りに、この子に【主人公権】、返してもらうからね』
と言った。
【涼源】は、
「なんだよ、姉ちゃん?
いきなり現れて・・・
貸すだけって返さないと行けないのかよ?
そんなんなら貰っても意味ねぇよ。
受け取れねぇよ、そんなもん」
と受け取りを拒否した。
【天狐】は、
『この子はまだ、ちっちゃいから【主人公】はやれないの。
この後、主人公になるため、修行に入るんだから。
その間だけ貸してやるって言ってんだから、素直に受けとんなさいよね。
どうせ、あんたは上手く行かないのはなんとなくわかってんだから、ちょっとの間だけでも【主人公】を満喫しておきなさいよ』
と言う。
「ざけんな。
そんなんで受け取れるかってんだよ」
『・・・良いの?』
「何がだよ?」
『あんたが【後継者】になったら、あんた専用の【可愛い女の子】がついてくるわよ。
ちょっと前までその子と一緒だったのよね。
あんたの事を私達に強く勧めてたんだけど、その子の期待も無駄になるわよ。
それでも良いの?』
「か、可愛い子・・・って誰だよ?」
『あんたが、【後継者】になる事を了承したら、【存在】が確定する子よ。
それまでは【声】だけの存在だったわ。
でも、結構可愛らしい声だったわ。
・・・まぁ、男を見る目は無さそうだったけどね・・・』
「じゃあ、何か?
俺がろくでもない奴だって事か?
俺はこう見えて・・・」
『3つの力を作ったってんでしょ?
知ってるわよ。
見てたから』
「え?
み、見てた」
『【後継者】を探していたんだから、当然、あんたの事もチェックしたわよ。
だから、知っている。
当然の話でしょ』
「そ、そうなの?」
『そうよ。
だから、やるの?
やらないの?
はっきり決めなさいよ。
男でしょ、あんたも』
「ちっ・・・
わかったよ。
やりゃ良いんだろ?やりゃぁ。
ちなみに俺は現在、挫折中だ。
それでもかまわないならやってやんよ。
文句あっか、こらっ」
『うちの子と比べてずいぶん、柄が悪いわね。
・・・まぁ良いわ。
どうせ、私とは関係ないんだし。
じゃあ、【後継者】になるのね?』
「あぁ・・・
こうなりゃやけくそだ。
やってやるよ。
で?どうすりゃ良いんだよ?」
『手をかざしてください。
ボクが手を重ねます。
それで、譲渡が出来るそうです。
やり方は色々あるけど、ボクにも出来るやり方にしてもらいました』
「あぁ?
手を合わせるのか?
ちびとはいえ野郎と手を合わせる趣味はねぇんだけどな・・・
まぁ、後で美女がついてくるってんなら受けてやんよ。
ほらっ・・・
とっとと手を合わせな」
『はい。
では、よろしくお願いします』
「あぁ・・・
頼まれてやんよ・・・」
と言う感じで、【後継者】は【純粋ピュア】な【蝶吉】からやさぐれた天才、【涼源】へとバトンタッチされたのだった。




