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(ファーブラ・フィクタイズム4)【エーウェントゥス・アウディーティオ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編031/【相模 天傑(さがみ てんけつ)ルート/桃辻 蝶吉(ももつじ ちょうきち)サイト0】/【後継者候補】を見て回る2

 【蝶吉】、

 【天狐】、

 【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】、

 の3名は、

 1名目の【故 満田(まんだ) 辰則(たつのり)】(色んな肉体に憑依する事で1つから7つの異能を得る幽霊)、

 2名目の【赤崎(あかさき) 竜我(りゅうが)】(天才の域を出ない【空想家】)、

 3名目の【黒井(くろい) 三四郎(さんしろう)】(思慮の足りない【万能スポーツマン】)、

 4名目の【沢口(さわぐち) 慎司(しんじ)】(女癖が抜けない【バンドマン】)、

 5名目の【横田(よこた) 敦(あつし)】(素行の悪い【道場破り】)、

 と言う【後継者候補】を除外し、6名目の【後継者候補】を見に来ている。

 6名目の名前は、【田村(たむら) 写樂(しゃらく)】と言う。

 ん?

 んん?

 んんん?

 んんんん?

 【田村 写樂】・・・何処かで聞いた様な名前である。

 そう。

 彼もまた、【芦柄 吟侍】によってこの世界の【後継者】に選ばれた4名の内の1名である。

 【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、

「あ・・・

 ごめんなさい・・・

 彼は既に【別枠】で【後継者】の資格を有しています。

 彼のパターンについては【ニナカノン・ジェニック】のサポートは入らないタイプです。

 ですので、大変魅力的な方ではありますが、私のパートナーの【後継者】としては選べません。

 別の方を当たりましょう」

 と言った。

 ここで、【吟侍】の【後継者】同士のニアミスという事になったのであった。

 6名目も駄目だったと言う事で次は7名目なのだが、7名めから16名目も先ほどと同じように、【候補者】から除外される事になるので簡単な紹介で後は時間の関係上、カットとさせていただく事なる。

 7名目は【飯島(いいじま) 勇(ゆう)】と言う【ダンサー】だ。

 8名目は【磯崎(いそざき) 肇(はじめ)】と言う【ギャンブラー】だ。

 9名目は【高野(たかの) 護(まもる)】と言う【政治家】、

 10名目は【山口(やまぐち) 聖(さとし)】と言う【男性アイドル】、

 11名目は【北山(きたやま) 庄一(しょういち)】と言う【経営者】、

 12名目は【京野(きょうの) 太一郎(たいちろう)】と言う【演出家】、

 13名目は【嵐堂(らんどう) 弓弦(ゆづる)】と言う【全語翻訳家】、

 14名目は【寄田(よりた) 茂(しげる)】と言う【不思議ハンター】、

 15名目は【坂田(さかた) 陽一郎(よういちろう)】と言う【イラストレーター】、

 16名目は【鈴森(すずもり) 弥太郎(やたろう)】と言う【吟遊詩人】、

 となっている。

 【勇】は、【ダンサー】を諦めて、才能が全くない【茶道】の道に進んでしまったと言う事、

 【肇】は、借金が増えて破産し、自暴自棄になってしまって自殺未遂を何度も引き起こしている事、

 【護】は、裏金問題が発覚し、政治生命を絶たれてしまって隠遁生活を送ってしまった事、

 【聖】は【女性アイドル】に八マタ浮気を暴露され、芸能界を追われて夢が完全に絶たれた事、

 【庄一】は、【経営】が破綻し、破産したため、現在、生活保護を受けているため、夢を追えないと言う事、

 【太一郎】は、自分を凡人だと思いこみ、前に進もうと言う気持ちが全く無くなってしまったと言う事、

 【弓弦】は、色んな言葉の翻訳の夢を追いすぎて、【芦柄 吟侍】の【後継者】に全く興味を示さなかった事、

 【茂】は、【不思議ハンター】の夢を追って冒険中、滑落事故で半身不随となり、それを不快に思った継母に殺された事、

 【陽一郎】は、イラストさえ描ければ、後は何もいらないと言うタイプで、これから【後継者】として前に進む意思が全くない事、

 【弥太郎】は自由気ままに歌を作り、何者にも縛られない人生を歩みたいので夢とかを追いたくないと主張していると言う事、

 などの理由でいずれも除外された。

 【天狐】は、

『それにしても、あんた(【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】の事)、男見る目がまるでないわねぇ~。

 全部、ハズレじゃない』

 と言いにくい事をはっきりと言った。

 【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、

「そう言われると、何とも・・・」

 と言うと、【天狐】は、

『この子(【蝶吉】)、疲れて寝ちゃってるじゃない。

 ちびっ子を動き回らせるのは感心しないわね。

 もう、良いから、次に決めちゃいなさいよ。

 どうせ、あんた、男を見る目が無いんだから。

 きっと次もハズレよ。

 当たりは無いんだから、適当な所で妥協しなさいよ』

 と身も蓋もない事を言い出した。

 【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、

「そう・・・ですか・・・

 仕方ないですね・・・

 私はどうやら消える運命(【後継者】が脱落して消えてしまう)の様です。

 甘んじてそれを受け入れます。

 次の候補者で決めます。

 どうか、後、1回、おつきあい下さい」

 と言った。

 と言う訳で、次の17名目で【蝶吉】が【主人公権】を譲渡する【後継者】に決まると言う事になったのだった。

 どうせ、更に次の【候補者】に譲渡するまでのつなぎに過ぎない。

 何とも投げやりで、情けない決め方であった。

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