プロローグ編030/【相模 天傑(さがみ てんけつ)ルート/桃辻 蝶吉(ももつじ ちょうきち)サイト0】/【後継者候補】を見て回る1
【蝶吉】と【天狐】は、【小鳥】に化けた。
そして、【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】の案内で、【蝶吉】が【主人公権】を譲渡する【後継者候補】を見て回る事になった。
まず、見たのは、【故人】だ。
【浮遊霊】と言うやつである。
生前の名前は、【満田 辰則】との事だ。
【蝶吉/小鳥バージョン】は、
『ピピッ、ピピピピピ
(訳/あの人ですか?)』
と言った。
【天狐/小鳥バージョン】は、
『ピピピッ、ピピピピ
(訳/何よ、幽霊じゃない)』
と答えた。
それに対して、【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、
「あの・・・
誰も聞いてないので、小鳥の声じゃなくて、人間語で話しませんか?
小鳥語だと表現に制限があるので」
と言った。
【蝶吉】は、
『ピピッピピイピ
(訳/そうなんですか?)
じゃあ、人間語で・・・』
と言った。
【天狐】も、
『ピピイピ、ピッピ
(訳/何よ、味気ないわね)
まぁ、その方が面倒が無くて良いわね』
と言い直した。
どうやら、小鳥の姿でも人間語で話す事にした様だ。
【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、
「そうしていただけると助かります。
翻訳しなくて済むので」
と言った。
【天狐】は、
『それで、本題だけど、何であの幽霊が良いと思ったのよ。
死んでんじゃない、あれっ』
と聞いた。
【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、
「確かにお亡くなりになっています。
ですが、彼は、【他者】に憑依する事が出来ますので、可能性が広がるのかと・・・
それに憑依する肉体とのリンクによって、1つから7つまでの【異能】を得る様です。
これは【主人公】としての要素があるのでは無いかと・・・」
と言った。
【天狐】は、
『なるほどね。
確かに面白い要素ね。
憑依する度に異なる力を得る【幽霊】って事か。
だけど、憑依は憑依じゃない?
自分の力じゃなくて、憑依する肉体頼りになってるわ。
他力本願っぽくて私は余り好きじゃないわね。
他にした方が良いと思うけど?』
との意見だ。
【次のニナカノン・ジェニックの虚像の声】は、
「そうでしょうか?
確かに、パートナーの肉体が変わり続けると言うのも落ち着かないかも知れませんね。
では次へ参りましょう」
と言って、次の候補者の元に行くことにした。
中継時間の関係でカットするが、2名目から5名目の候補者達も【天狐】の
『う~ん・・・こいつもいまいちね・・・』
と言う一言で候補者として認められなかった。
一応、名前と特徴だけ羅列すれば、
2名目は【赤崎 竜我】と言う【空想家】である。
3名目は【黒井 三四郎】と言う【万能スポーツマン】である。
4名目は【沢口 慎司】と言う【バンドマン】である。
5名目は【横田 敦】と言う【道場破り】である。
【竜我】は、【空想】の質が、せいぜい、【天才】レベルで留まっている事、
【三四郎】は、感覚で動いており、頭の出来があまりよろしく無い点、
【慎司】は、女癖の悪さで、度々問題を引き起こしている点、
【敦】は、単純に素行の悪さ、
と言う理由で候補者から脱落している。
そんな訳で、次は6名目を見に行ったのだった。




