プロローグ編025/【相模 天傑(さがみ てんけつ)サイト0】/【天傑の物語】4
【天傑】は、買ってきた19冊の内の6冊目を手にした。
次は、【レアモンスター図鑑】と言う図鑑である。
この中に【載っているレアモンスター】を当てると言う予想をし、外した。
これで、【天志朗】は10歳に戻った。
後から考えれば、この時と、その次を連続で外した事で、【天傑】は、【マイナス面】でも【天志朗】の年齢を調節していると思って油断していた。
その後、9回連続で【正解】を出して、【天志朗】は18歳になってしまい、【天傑】は、【芦柄 吟侍】の【後継者】/【主人公】の資格を失う事になる。
話を戻して、【天傑】は、買ってきた19冊の内の7冊目を手にした。
続けて失敗したと言うこの本は、【事典】である。
【天傑】は、この中に現在流行している言葉が、【載っている】と予想し、外した。
これで、【天志朗】は9歳に戻った。
その後の怒濤の9連続正解となり始める19冊の内の8冊目を手にした。
次は、【占星術のススメ】と言う占い本である。
【天傑】は自分の運勢の一部を予想し、言い当てた。
これで、【天志朗】は10歳になった。
続けて19冊の内の9冊目を手にした。
次は、【時短レシピ108】と言う【料理本】だ。
【天傑】は、レア食材を使った料理を予想し、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は11歳になった。
続けて19冊の内の10冊目を手にした。
次は、【今年の顔】と言う【CM】を特集した本だ。
【天傑】は、自身がお気に入りのCMの特集が入っている事を予想し、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は12歳になった。
続けて19冊の内の11冊目を手にした。
次は、【何が出るかな?】と言う【仕掛け絵本】だ。
【天傑】は、仕掛けを1つ見抜き、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は13歳になった。
続けて19冊の内の12冊目を手にした。
次は、【誰の一部だ?】と言う【芸能人の一部】を見て誰か当てると言う本だ。
【天傑】は、お気に入りの女優が居る事を予想し、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は14歳になった。
続けて19冊の内の13冊目を手にした。
次は、【全面袋とじ】と言う【何が載っているか最初はわからない本】だ。
【天傑】は、中に何が載っているかの一部を予想し、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は15歳になった。
この時点で、【天史朗】を呼び出せるのだが、【天傑】は、まだ10歳くらいだろうと思いこみ、続けた。
続けて19冊の内の14冊目を手にした。
次は、【オールジャンル塗り絵】と言う【色んなジャンルの塗り絵】だ。
【天傑】は、何がチョイスされているかの一部を予想し、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は16歳になった。
続けて19冊の内の15冊目を手にした。
次は、【色んな折り紙】と言う【色んな折り紙の折り方が載った本】だ。
【天傑】は、何の折り方が載っているかの一部を予想し、見事言い当てた。
これで、【天志朗】は17歳になった。
この時点で止めなければならなかった。
だが、彼は次の本を挟んだ。
続けて19冊の内の16冊目を手にした。
次は、【男女入れ替え冒険記】と言う【男性と女性の心と体が入れ替わった状態でそれぞれ冒険し、どちらかが死にどちらかが成功する】と言う事が描かれた【小説】だ。
【天傑】は、男性の身体を持ってしまった女性が生き残ると予想し、言い当ててしまった。
これで、【天志朗】は18歳になってしまった。
そこで18歳の美少女となった【天史朗】・・・では無く、【ニナカノン・ジェニック】の【虚像】が現れた。
【ニナカノン・ジェニック】は、
「約束・・・守れなかったんだね・・・
残念だよ。
お兄ちゃん・・・ううん、もう、お兄ちゃんじゃないね。
ボク・・・私の方が貴方よりも年上になってしまった。
もう、【家族】にはなれない。
貴方はおしまい。
もう、【主人公】にはなれない。
私は、もう消える運命。
そして、貴方に残された時間は今から1週間。
その間に次に相応しい【主人公】を見つけて【主人公権】を譲渡して。
そうじゃないと貴方も消えてしまう。
味気ない人生にはなってしまうけど、一度はお兄ちゃんと慕った貴方を失いたくない。
だから、お願い・・・
次の【主人公】を・・・決め・・・て・・・」
と言う言葉を残し、砂のようにさらさらと消えて行った。
【天傑】もまた、【和征】の様に、【主人公権】を失うことが確定となってしまった。
後悔先に立たず。
後から後悔しても、もう遅い。
【天傑】は、生き残るために次の【主人公】を探すしか無くなった。
誰でも良いわけではない。
それなりに【主人公】の資質が無ければ、【譲渡】は成立しない。
資質があるかどうかは、【天傑】の【主人公権】の場合、次の【主人公】が次の【ニナカノン・ジェニックの虚像】と逢えるかどうかにかかっている。
時間内に探し出せなかった場合、死や消滅が待っていて、【和征】の様に、【残滓】が後から、その時の【主人公】の前に助言して消えると言う運命が待っている。
要は、【天傑】が自分で選び【譲渡】して生き残るか、選べず消滅し、【残滓】が残るかの二択となる。
それを感じ取った【天傑】は、
「あぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁあぁぁぁぁあぁぁ・・・」
と絶叫し、絶望したのだった。




