プロローグ編024/【相模 天傑(さがみ てんけつ)サイト0】/【天傑の物語】3
最初の1冊でコツを掴んだ【天傑】は続いて2冊目から5冊目くらいをやってみようと思って本を更に購入する事にした。
試しに、【ネット】で購入し、【レビュー】などを見た状態で【真っ白な漫画】に挟んでみたが、何も展開しなかった。
【天傑】は、
「なるほど・・・
事前に内容を知っちゃったら駄目だって事か・・・
じゃあ、やっぱりジャケ買いで買った方が良いな。
仕方ない。
また、【本屋】へ行くか・・・」
と言って【本屋】に足を伸ばす。
今度はこれだと思った20冊近く買ってきた。
20冊も成功させてしまったら当然、28歳になってしまう。
が、【天傑】はわざと失敗する事も考えているので、それを考慮に入れての購入である。 実際は彼が計算間違いをして、18歳をオーバーしてしまった事により【主人公】の座を追われ、死にたくなければ、一週間以内に、【次の主人公】に【主人公権】を【譲渡】しないと行けなくなるという事になるが、それは少し先の話となる。
買ってきた20冊近く・・・正確には19冊だが、色んなタイプの【本】を選んでいた。
まず、手に取ったのは、【恋愛小説】の【7人姉妹の恋愛事情】と言う作品だ。
当然、【天傑】はこの【物語】を知らない。
彼が選んだのは定番の【主人公】であり、次の質問では【誰と結ばれるか?】を予想すると言うものだった。
7択と思って、7人姉妹の中から候補を探し、【4女】を最終的に指定した。
結果としては、7人姉妹の誰でもなく、ずっと寄り添ってきた【幼なじみ】と結婚したため、この【挑戦】は、【失敗】となった。
【天傑】は、
「そう、来るのかい」
と自分で自分にツッコんだ。
これで、【天志朗】はまた7歳に戻された事になる。
この失敗も【ギャンブル性】があり、【天傑】は楽しかった。
彼は、【ギャンブル】で身を持ち崩すタイプだった。
賭け事の楽しさを知ってしまうと際限なくはまってしまう。
そう言う意味では駄目なタイプだった。
今までギャンブルと縁がなかったのはたまたまであった。
【天傑】は、
「次はこれ行くか・・・」
と手にしたのは、また、【絵本】である。
タイトルは【土の中に何が埋まっている?】だった。
一瞬、
(遺体とかかな?)
と思ったが、【絵本】でそれは無いと思い直し、
「じゃあ、化石だ。
化石を予想しよう」
と選択した。
結果として、【恐竜の化石】も物語の途中で埋まっているという展開があり、成功となった。
これで、また、【天志朗】は8歳となった。
続けて、
「次はこれだ」
と選んだのは、【冒険漫画】/【トーナメント・キング】だ。
ひたすら、【トーナメント戦】を行うと言う【漫画】であり、【天傑】は、【主人公】を選択。
【優勝】は誰だと言う予想だと大体【主人公】と言うのが正解だろうが、【ギャンブラー/天傑】は、【主人公】が【戦う相手】を予想し、それを見事、的中させた。
これで【天志朗】は9歳となった。
【天傑】は、
「よっしゃぁ~」
と雄叫びを上げた。
お約束を避け、リスクの高い答えを選択する。
非常に危うい選択である。
だが、彼はそれが面白くなっていた。
調子に乗っていたのだ。
【天傑】は、買ってきた19冊の内の4冊目を手にした。
今度は、【小説】/【じじいの下心】だ。
内容としては、【じじい】と言われる主人公が、【若返りの薬】を飲み、【イケメン】となり、若い女の子達を口説いて回ると言う【ラブコメディー】だ。
【天傑】は、【じじい】を選択し、何人口説いたか?と言う選択肢で見事、22人と言うのを当てて見せた。
これで【天志朗】は10歳となった。
「これ、いけるんじゃね?
次だ次。
次、どれにすっか」
と選び出した。
この時点で、彼は現在、【天志朗】が何歳になっているか理解していなかった。
すっかり予想を当てる事にこだわり、数え忘れているのである。
次は、19冊の内の5冊目を手にした。
今度は、【アイドルの写真集】だ。
【水着の写真】はあるかと言う質問に答えれば簡単なのに、彼はあえて難易度の高い、【手ブラ】、つまり、【アイドル】が手で【胸を隠している写真】があるかどうかを予想し、【ある】を選択した。
そして、これも【当たっていた】のである。
これで、【天志朗】は11歳となった。
当たりが続くと調子に乗る。
典型的なギャンブルが弱いタイプである。




