プロローグ編023/【相模 天傑(さがみ てんけつ)サイト0】/【天傑の物語】2
【天傑】は、【天志朗】が用意した1冊の【真っ白な漫画】を手に取った。
【天志朗】は、
「この【真っ白な漫画】は、お兄ちゃんが見たことが無い他の【作家】が作った【漫画】や【絵本】、【小説】なんかを挟むとそれを元にした【物語】が始まるんだ。
【お兄ちゃん】は、【選択肢】の中から好きな【キャラクター】を選び、その【キャラクター】が物語の【完結】でどうなるかを予想して、その通りになったら、1冊出来るよ。
分かり易いのは【主人公】を選んで、結末がどうなるかを予想すれば、比較的成功しやすいと思うよ。
失敗したら、ボクは1歳若くなってしまうから気をつけてね。
成功を重ねて言って、ボクが15歳から17歳になれたら、この【漫画の冒険】は止めてね。
くれぐれも、ボクを【18歳以上】にはしないでね。
ボクがお兄ちゃんの年を越えてしまったら、【弟?】じゃ無くなるから【家族】がなくなっちゃう。
逆に、【マイナス1歳以下】になってもボクは消滅してしまうから気をつけてね。
ボクを適正年齢にしてね。
頼んだよ」
と言った。
【天傑】は、
「そんな事言われてもなぁ・・・
まぁ、物は試しでやってみるか。
見たことない【作家】の【作品】を挟めば良いんだな。
じゃあ、とりあえず、何か買ってみるか。
買わずにやったら【パクッた】事になっちゃうからね。
本屋に行くか。
ネットで買っても良いけど、それだとレビューとか見ちゃうからな。
ジャケ買いしろって事だよなぁ・・・」
と言った。
【天志朗】は、
「そう言う事。
じゃあ、ボクはしばらく消えるよ。
いきなり成長したらびっくりすると思うから、終わったらボクを呼んでね。
【終わったよ】と言って貰えれば出てくるから」
と言った。
と、同時に存在がぼやけて行き薄くなり、やがて溶ける様に消えた。
【天傑】は、
「な、何なんだあの子は・・・
人間じゃないのか?」
と少しビビッていた。
人間じゃなければ、警察などに保護してもらうのは逆に見せ物とかにされるかも知れないと思うように考えが変わった。
とにかく、まずは、【本屋】に行って、【天志朗】が言っていた事を試す事にした。
【天傑】は、
「じゃあ、とりあえず、何か興味深そうなやつを・・・
最初は試しだから、すぐ終わりそうな【絵本】とかで試してみるか・・・
何が良いかな?
う~ん・・・
これにするかな?
【迷子ちゃんの大冒険】。
これは見たことないけど、大体わかる。
予想がつくな。
たぶん、【迷子】が色々な所に行って最後に【母親】と再会する【絵本】だ。
すみません、これ下さい」
と言って、【絵本/迷子ちゃんの大冒険】を購入した。
そして、【真っ白な漫画】に挟み、【漫画】の中に【天傑】は取り込まれた。
【天傑】は、
【誰にするか決めて下さい】
と言う質問に、
「【迷子ちゃん】にして下さい」
と答えた。
次に、
【目指す目標を設定して下さい】
と言う質問に、
「お母さんと再会するでお願いします」
と答えた。
すると、【物語】が展開される。
実際は【絵本】を引き延ばして【漫画風】に面白さを増したアレンジをした【物語】が展開された。
結果としては、【天傑】の予想通り、【母親】と再会し、【完結】した。
【真っ白な漫画】では、【完結シーン】では無くても【物語】の中に、【天傑】の予想通りの展開があれば、【成功】と見なされる。
つまり、【作品の内容の一部】を言い当てたら【成功】、
【作品】に登場しなかったら【失敗】となる。
そう言う【ギャンブル】の様な要素があると言う事だ。
これを成功させた、【天傑】は、
「あ、これ、面白いかもしんない・・・」
とつぶやくのだった。
この成功で、【天志朗】は、7歳から8歳になったはずである。




