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(ファーブラ・フィクタイズム4)【エーウェントゥス・アウディーティオ】プロローグ編  作者: 羽絶 与鎮果


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プロローグ編018/【藤里 眞宵(ふじさと まよい)】の見ている世界3

 【藤里(ふじさと) 眞宵(まよい)】は【見える人】だ。

 何が【見える】のか?

 【ヴェリテ・ステージ】と言う【ステージ】がだ。

 【ヴェリテ・ステージ】の【ヴェリテ】は、【クアンヴェリテ】の【ヴェリテ】である。

 【クアンヴェリテ】は、【アイドルラスボス】としての特性があり、【ヴェリテ・ステージ】に【アイドルボス】が立つ【ステージ】を世の中にばらまいている。

 【ヴェリテ・ステージ】に立つと言う事は、その【アイドルボス】として最高の【ランク】に立つと言う事を意味している。

 そこに立つ事に憧れる【アイドルボスの卵】は星の数ほど存在するとされている。

 【アイドルボス】となる資質は、いくつかある。

 【見目麗しい事】、

 【圧倒的に強い事】、

 【独特の感性/個性を持っている事】、

 【不死性】、

 【複数の異能】、

 【悪事を働かない】、

 【にじみ出る魅力】、

 【圧倒的な歌唱力】、

 【プロポーション】、

 【目力】、

 【フェロモン】、

 【人気】、

 【絶対的戦闘力】、

 【絶対的防御力】、

 【圧倒的再生力】、

 【絶対的異能耐性】、

 【絶対的回復力】、

 【圧倒的スピード】、

 【圧倒的パワー】、

 【絶対的成長力】、

 【絶対的経験値】、

 【圧倒的応用力】、

 【圧倒的創造力】、

 【圧倒的想像力】、

 【絶対的カリスマ性】、

 【圧倒的発想力】、

 【絶対的表現力】、

 【心技体】、

 【圧倒的ファンの数】、

 【様々な存在からの加護】、

 【運】、

 【奇跡】、

 【唯一無二の特技】、

 【あふれ出る意外性】、

 このどれが欠けても【アイドルボス】にはなれないとされている。

 これらを見極める存在が居る。

 それが、【見える人】である。

 【見える人】に認められてはじめて、【ヴェリテ・ステージ】に立てる。

 そして、【ヴェリテ・ステージ】に立つ存在?を多く見ていると、【見える人】にもちょっとした【超能力】の様なものが身につく。

 それが、普通の人間とはちょっと違った感覚となる。

 それを【見える】と呼んでいるのだ。

 【眞宵】は、様々な【素質】ある【ボス】を見てきたため、【世の中の特性】が見える様になっていた。

 それに加えて、【芦柄 吟侍】の【後継者】としての【証】を貰い、それを【譲渡】する力を持っていたのである。

 【主人公】としての【証】の譲渡は悪意だけで成立する物ではない。

 【眞宵】の様に前向きな気持ちでも譲渡や貸し借りが出来るのである。

 では、何故、【眞宵】が【ヴェリテ・ステージ】を【見える】様になったか?

 それは、彼女には半分、【アイドルボス】の【血】が流れていると言う事である。

 彼女の母親は、【アイドルボス】なのである。

 人間の父親と【アイドルボス】の母親の間に産まれた【ハーフ・アイドルボス】。

 それが、【藤里(ふじさと) 眞宵(まよい)】と言う少女の正体だ。

 彼女は人間として暮らしているが、やはり、感覚が普通の人間とは違っている。

 感性などが、人間とは違う事が彼女を人の輪から遠ざけた。

「あの子、変わっているわね」

「あの子、絶対変よ」

「あの子、おかしいわ」

「あの子、不気味よね」

「あの子、何か、ちょっとね・・・」

 これらの言葉は、【眞宵】が小さい頃から言われてきた言葉だ。

 最初は、他の女子と違う事を悲しんだ。

 だが、父親は、

「いいかい、【眞宵】。

 お前は人の中で生きていくんだ。

 だとしたら、他の子に歩幅を合わせないと行けない。

 ママとは違うんだ。

 お前は【アイドルボス】にはなれない。

 パパの子としての人間の血がそれを許さないんだ。

 だから、お前は人間として生きていくしかないんだ。

 だから、人間として振る舞いなさい。

 パパとママは別れる事になったけど、だからと言ってパパはママの事を愛していなかった訳じゃない。

 パパはママの事をずっと好きだった。

 でも、ママの取り巻く環境がそれを許さなかった。

 ママは、【アイドルボス】としての運命があった。

 それをパパは許した。

 ママが【アイドルボス】を目指す事を。

 そのためにはパパ達が邪魔だった。

 だから身を引いたんだ。

 でもママの事を好きな気持ちは変わらない。

 そしてお前の事も愛している。

 だから、人間として行きなさい。

 それがお前の幸せになる。

 いいかい?

 人として行きたければ、人の幸せを願いなさい。

 人の幸せがお前の幸せにつながるんだから」

 と言って育てた。

 だが、その父親は、母親と通じたとして心ない人間によって殺されてしまった。

 それでも父親の言葉を信じた【眞宵】は人を幸せに導く事を選ぶしかなかった。

 【裕子】を助けたのも【父親】の言葉に習っての事、だった。

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