婚約者が「君とは婚約解消だ」と言った三日後に「やっぱりあれはなしで」といってきたのですが。
「エミリナ・スウォルト!今ここに、貴女との婚約解消を宣言する!」
大勢集まるパーティーの、中央階段の最上段。感情表現が乏しく冷たいと揶揄される公爵令嬢エミリナ・スウォルトは、自身の婚約者であり国の第二王子でもあるオーウェン=レイヴン・トレントハークより婚約解消を突きつけられる。
オーウェンの態度ががらりと変わったのは、十歳の時。以降六年間、エミリナは彼の酷い仕打ちにも淡々と耐えてきた。しかし、内心はぼろぼろで、父や継母、義兄からもぞんざいな扱いを受ける日々。学園でも、オーウェンの浮気相手ココットが嘘を吹聴する為、味方は一人もいない。
「分かりましたわ。私、殿下との婚約破棄を受け入れます」
いい加減に愛想が尽きたエミリナは、オーウェンとの決別を決意。潔くその場から立ち去ろうとした矢先、ちょっとした事件が起こる。そして次に会った時、彼の態度はころっと百八十度変わっていた。
「婚約解消の話を、なかったことにしてくれないか!」
「は、はい……?」
「僕は君と、離れたくないんだ!」
とんでもない台詞を吐くオーウェンに、エミリナは心底呆れるが──?
甘々ハッピーエンド、溺愛確約の二人のお話。
大勢集まるパーティーの、中央階段の最上段。感情表現が乏しく冷たいと揶揄される公爵令嬢エミリナ・スウォルトは、自身の婚約者であり国の第二王子でもあるオーウェン=レイヴン・トレントハークより婚約解消を突きつけられる。
オーウェンの態度ががらりと変わったのは、十歳の時。以降六年間、エミリナは彼の酷い仕打ちにも淡々と耐えてきた。しかし、内心はぼろぼろで、父や継母、義兄からもぞんざいな扱いを受ける日々。学園でも、オーウェンの浮気相手ココットが嘘を吹聴する為、味方は一人もいない。
「分かりましたわ。私、殿下との婚約破棄を受け入れます」
いい加減に愛想が尽きたエミリナは、オーウェンとの決別を決意。潔くその場から立ち去ろうとした矢先、ちょっとした事件が起こる。そして次に会った時、彼の態度はころっと百八十度変わっていた。
「婚約解消の話を、なかったことにしてくれないか!」
「は、はい……?」
「僕は君と、離れたくないんだ!」
とんでもない台詞を吐くオーウェンに、エミリナは心底呆れるが──?
甘々ハッピーエンド、溺愛確約の二人のお話。
史上最悪の夜。
2023/06/26 14:32
(改)
六年前の幸せな記憶は、薄れゆく。
2023/06/26 14:38
(改)
そこまで言うなら捨てられて差し上げます。
2023/06/26 14:40
(改)
オーウェンの真実。
2023/06/26 18:30
(改)
続・オーウェンの真実。
2023/06/26 18:32
(改)
安らぐことの出来ない我が屋敷。
2023/06/26 21:32
(改)
歓迎出来ない来訪者。
2023/06/27 07:50
(改)
腸が煮え繰り返りそうになる。
2023/06/27 19:21
(改)
久方振りの帰国者。
2023/06/28 07:50
(改)
これがあの兄だと俄かには信じ難い。
2023/06/28 19:22
願ってもない話ではあるけれど。
2023/06/29 07:43
完璧で麗しの兄の友人。
2023/06/29 19:24
もう、顔も見たくない。
2023/06/30 07:13
レオンハートの気遣い。
2023/06/30 19:13
(改)
結局、誰かの唯一にはなれない。
2023/07/01 07:01
(改)
私の心を乱すのは、憎いはずの貴方だけ。
2023/07/01 19:35
(改)
一度壊れたら、元には戻せない。
2023/07/02 07:35
本当の終止符。
2023/07/02 19:41
(改)
朝目覚めて、一番に。
2023/07/03 07:39
(改)
夢の中だけのお伽話。
2023/07/03 19:23
(改)
彼は真実をひた隠しにする。
2023/07/04 07:07
(改)
これからは、別々の道。
2023/07/04 19:43
美しい思い出に縋っても、蘇ることはない。
2023/07/05 08:35
(改)
ただ、傍にいてほしかっただけ。
2023/07/05 20:00
交錯する感情の、その先。
2023/07/06 08:02
(改)
結局、気持ちはたったひとつだけ。
2023/07/06 21:05
(改)
何があっても、乗り越えたいと思う相手。
2023/07/06 21:08
(改)