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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第三章 新生活と弟子編
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76 黒幕?

男たちが帰り、夜になるとシャドーマンが帰って来た。何かあったのかと思ったがどうやら報告だけの様だ。

男たちの雇い主は領主では無く、その部下の1人らしい。金遣いが荒く、勝手に不要だと判断し教会への援助金を掠め取っていたらしい。

援助金とか出してたんだ、領主やるじゃん。部下の監視もついでにやってくれてたら最高の領主だったわぁ…。



「つまり明日の昼間に教会にやってきて、勝手に教会を建てた事とかを理由に追い出そうと…。やっぱ計画が杜撰なんだよなぁ。もしくは男たちを切り捨てて、自分だけ逃げる準備があるか…」



まぁ逃がさないけどね。部下の始末は任せるとしますか。



「シャドーマン、影に物も入れられたよね?この手紙を領主に渡しておいてくれる?」



シャドーマンは頷いて、手紙を受け取り影の中に潜っていった。これで現場に領主も参加決定だ。参加しないならしないで良いが、その時は私が自分でケリをつけるだけだし。


翌日、ちょうど開店日だったので店はユリナとリルに任せ、教会を訪れていた。今日も礼拝者はまばらにいる。

しばらくすると1人の太った男が入ってきた。しかも後ろにチンピラ連中を連れている。うん、あの脂ぎった顔と無駄にデカい腹、華美な装飾品はは私腹を肥やしてるタイプだわぁ。



「おい、貴様がこの教会を建てたという小娘か?」


「そうだけど、だったら何?」


「ふん!目上の者に対する礼儀も知らんか。良いか?教会というのはそれぞれの国や団体と話をして、その国や街の領主の許可が無ければ建ててはいかんのだ。貴様はこれに違反した犯罪者だ!その身柄を拘束、ここに住むシスターやガキ共も共犯として奴隷落ちだ!」


「ふーん。ここ正確には教会じゃないよ?」


「は?」


「確かにあそこにあった教会の造りを真似てはいるけど、特に何も祀って無いし、寄付金とか貰ってる訳じゃないからね。そうだなぁ…。街の集会所を教会風の建物で作った物かな?」



正確に言えば女神像らしき物があったが、破損がひどく全体像が分からず、人間の生活に詳しくないノームも形が分からないからと再現できなかった。その為に私の像を置こうとしていたぐらいだし。



「ここは確かに教会の造りはしてるけど、正直建築法から違うからね。正規に教会と呼べるかどうかはシスターの所属してる団体に見て貰わないと分からないよ。どっちにしろ女神像がいるし」


「そ、そんなものは詭弁だ!」


「ほう。何故だ?その娘の言う事は無理やりではあるが、筋は通っているぞ?」



やっぱ無理やりだったかと思いつつ、発言者に顔を向ける。早くに礼拝に来ていた1人でフードをかぶった怪しい人物だ。一応、警戒はしていたが…



「ジェ、ジェイク様!?」



男がフードを外し顔を表した瞬間、太った男は名を叫び膝をついた。周りの皆も土下座の様になっている。え、皆知ってる有名人?もしかして領主?

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