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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第三章 新生活と弟子編
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75 いちゃもん

ベネッサたちの引っ越しが終わった翌日、家具などの微調整や薬草の取引についての細かな話をしに教会に来ていた。今までより治安の良い場所に移った事と市民から近くなった事で何人か礼拝に来ていた。



「おい!これはどういう事だ!?」



昨日会ったチンピラたちが教会にやってきた。しかも怒鳴り声をあげるものだから礼拝に来てくれていた人がビビっている。



「教会だよ、ここ。もう少し静かに出来ないの?」


「てめぇは昨日の!こりゃどういう事だ!?」


「は?どうって?」


「てめぇが何とかするっつぅから…」



1人が何故か怒っていて、後ろの2人が何か小声で話している。



『あそこを追い出して、路頭に迷わせて奴隷にする計画だったらしいぞ』



偶然連れてきていたリルが念話で話しかけてきた。



『何で知ってんの?てか、良く聞こえるね』


『我は狼の魔獣だぞ?この程度の距離ならば普通に聞こえる』



それもそうか。犬とかって嗅覚が優れてるってよく言うけど、実は聴覚も優秀なんだよね。

つまり、再開発予定地区にいたのが問題だったわけじゃないのか。というか計画杜撰だな。



「私はちゃんとシスターたちをあそこから動かしたでしょ?これで領主様の再開発とやらも出来るようになったよね?あなたたちの望み通り(・・・・・・・・・・)


「ぐっ…」


「それとも別の目的があったのかな?例えばシスターたちを路頭に迷わせて奴隷にしようとか…」


「てめぇ…なんで…」


「後ろの2人が話してるのが聞こえてね。言っとくけど、この教会の土地は私の私有地だし、教会も私が用意したものだからね。文句があるんなら私を通してね?あとシスターと子供たち、それから教会に迷惑をかけるようなら容赦はしないから」



男たちは言葉を詰まらせ、逃げるように教会から出て行った。これで終わるとも思えないな。



『あの男たち監視しといて。何かしてきそうなら私に知らせて拘束しといて』


『御意』



短い言葉が頭に響いた。前に召喚したシャドーマンだが、送還時に何故か私の影に入った。MP消費しないし、見えないだけでいつもいるっぽい。ある意味、玉藻と似た感じになっている。影から影に移動出来るため潜入や尾行には最強である。

便利なシャドーマンさん、2度目の登場!

最初は万能執事セバスさんにしようかと思ったのですが、シャドーマンにしました。

セバスさんも戦闘の心得はありますが、まだ登場予定はありません。


あと同時刻、「ネカマの魔王は異世界を行く」を連載開始しました。

こちらの作品メインですのでどこまで更新するか分かりませんが…

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