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異世界の女大賢者  作者: 山田 奏
第二章 海業都市編
34/150

32 魚

グランドマスターとの会談後はまったりとした時間を過ごしている。近所のおばさんたちとは会話をする程度には仲良くなったし、店の売り上げも悪くない。調子にのって作り上げた洗濯機は大きさと値段のせいで売れず、家用に使われている。

というのもライターを買っていったお婆ちゃんが値段設定はちゃんとしろと怒ってきた。魔導具の類は製作者がどうしても少なく量産出来ない為、高い物が多い。日常生活程度にしか使えないから低価格にしていたが他の魔導具の事も考え、そこそこの値段にしろと言われた。それでも魔石分と性能分だけに抑えているにも関わらず一般では買える値段では無くなった。個人的には元手ゼロだし、売り上げはユリナの給料分あれば問題無いんだけど…



「ねぇー、ユリナ。何か困ってる事とか面倒だなーとか思う事ってない?」


「何ですか?急に…」


「作る魔導具のネタが無くなって…」



日本で普通に使われていた洗濯機や冷蔵庫、掃除機など作るのは良いがお婆ちゃんに値段設定を任せるととんでもない額になり、店で売りに出せない。とは言え、作って勝手に売って市場を乱すつもりも無い。という事で、普通の生活をしているであろうユリナに聞いたわけだ。



「そうですね…。あんまり無いですね。あっ、ドルト伯父さんが肉や魚などの品を扱いたいけど、すぐに傷むからなかなか難しいって言ってましたね」


「肉と魚か…」



そういえば燻製や干物系の物はあるけど、レアに焼いた肉とか生魚とかは見ないな。冷凍すれば良いんだろうけど、1度冷凍したのを解凍すると味が落ちるとかって聞いたこともあるし…。逆に魚とかは寄生虫とか生より1度冷凍したものの方が心配ないって聞いた気がする。



「お刺身食べたいな…」



考えている内に思考が脱線しまう。しかし、魚があっても醤油が無い。醤油に関しては知識も無い。味噌づくりの時に上の方に溜まってるのが醤油の元、というか原型みたいな物だとは聞いたことはあるが、そもそも味噌も無い。

いや待て、魚醤ならどうだろうか?確か魚の塩漬けをさらに発酵させた物だったはず。詳しく分からないが漁師町とかなら知ってる人が居てもおかしく無いのでは?



「ねぇユリナ。一番近い漁師町ってどこ?」


「えっと…、マリーナかな?マルセアから西に馬車で2週間くらいかな。他にも小さい所はあるかも知れないけど、私が知ってるのはマリーナくらいしかないよ」


「てことは、そのマリーナって結構大きいの?」


海業都市(かいぎょうとし)なんて言われてて、漁業はもちろん船での運搬とか塩の生産とかいろいろやってるからかなり大きいよ」


「へぇ…」



行ってみる価値はありそうだ。塩を大量に入手出来るかも知れないし、にぼしみたいな小魚と昆布とかあれば出汁も取れる。食事の幅が広がりそうだ。

しかし、店はどうしようか?しばらく休みにしても良いか。

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